エリック・リラ(バレンシアCF)メキシコ代表MFの獲得に向け代理人と接触
バレンシアCFのスポーツディレクター、ブラウリオ・バスケスが、クルス・アスルに所属する26歳のメキシコ代表MFエリック・リラの代理人とパテルナの練習場で会談を行い、今冬の移籍市場に向けた打診および観測の段階に入った。開幕8試合で降格圏に低迷するチームの苦境を受け、前線の強化と中盤の補強を目指す動きが急ピッチで進んでいる。
10月14日水曜日、STAYPRO代理人事務所の欧州責任者であるタレク・セビアト氏がパテルナの練習場を訪れ、ブラウリオ・バスケスSDと直接面談を行った。新監督のハビエル・アギーレは、クルス・アスルの主力であるリラを『良い友人』『素晴らしい選手』と評して高く買っているものの、就任会見では『自分はクラブの従業員であり予算は管理していない。ブラウリオと時間をかけてチームの状況を把握した上で、必要な補強を話し合う』と語るにとどめていた。
面談を終えたセビアト代理人は報道陣に対して取材を固辞しつつも、今回の訪問が礼儀上の接触であり、多くの選手に関する話題を扱ったと説明した。同代理人はウェストハム・ユナイテッドFCに所属するセンターバックのエドソン・アルバレスらも担当しており、AS紙の報道によればバレンシアが1月の補強で狙う守備陣のリストにもその名が含まれているとされる。
この補強交渉の背景には、バレンシアが抱える深刻な新戦力の不振がある。今夏、バレンシアは約1000万ユーロを投じてアルナウ・マルティネス、ジュスティン・デ・ハース、アリウ・ディエンゲ、佐藤龍之介を完全移籍で獲得し、パテルナの門を叩かせた。さらにパブロ・マフェオ、ハーヴェイ・エリオット、カイン・ファン・オーヴェレンをローンで加えた。
しかしSuperdeporteの分析によれば、7人の新戦力が開幕8試合で出場した時間は、総可能時間のわずか36.6%(4410分中1615分)にとどまった。一方で50%を超えたのは416分出場のパブロ・マフェオのみであり、惨状を呈しているという結果だ。
つまりこの動きが示すのは、バレンシアが夏の補強におけるミスマッチを修正するため、アギレ監督の人脈を生かして即戦力となる中盤やDFの確保に乗り出したということだ。投資額約1000万ユーロに見合う成果が得られていない現状を打破し、冬の市場で実効性のある補強を実行できるかが、チームのラ・リーガ残留を左右する最大の鍵となる。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Superdeporte)