新ルール適用を巡る大混乱と指揮官の退場劇

⚠️ 後半アディショナルタイム、ピッチ上とスタジアム全体が怒りと混乱に包まれる異様な事態が発生しました。発端は、キーパーのアレックス・レミロが相手選手と激しく交錯し、肩を痛めてピッチに倒れ込み医療処置を要請したことです。

ここで今シーズンからラ・リーガに導入された新ルールが適用されました。これは「キーパーが治療を受けるためにプレーが停止した場合、時間稼ぎを防止する目的で、同チームのフィールドプレイヤーが1分間ピッチから外に出なければならない」という規則です。さらに、「監督は10秒以内にピッチを出る選手を審判に指定しなければならず、指定がない場合は自動的にキャプテンが退出させられる」という厳しい条項があります。

ソシエダ側は若手のアレックス・マルシャルを退出させようと動いていましたが、主審のオレジャーナ・シドとのコミュニケーションが間に合わなかった(あるいは遅れた)と判断され、最終的に守備の要であるキャプテン、イゴール・ズベルディアに一時退出を命じました。

相手の決定的なセットプレー(コーナーキック)という数的不利が許されない場面で、守備リーダーをピッチ外に追いやられた選手たちは猛抗議。ズベルディアにはイエローカードが提示され、これに怒りを抑えられなかったマタラッツォ監督と、アシスタントコーチのオメル・トプラクに立て続けにレッドカードが下され、一発退場となる最悪の混乱劇となりました。

試合後、マタラッツォ監督は納得のいかない胸中を明かしています。

『その瞬間は、何が起きたのか、なぜ退場させられたのか理解できず信じられない気持ちでした。審判に不適切な言葉は一切言っていません。これは新しいルールですが、キーパーが実際に医療治療をそれほど受けていないにもかかわらず、フィールドプレイヤーが外に出る必要がありました。審判が5秒前からのカウントダウンをしてくれれば対応できましたが、それがなかったのです。そのせいで混乱と興奮が生まれ、イゴールがピッチを出ることになりました。試合後に主審と話し、テクニカルエリアで多すぎる人員が騒いでいたことが退場の理由だと告げられました。それなら事前に「監督、人が多すぎるのでベンチを落ち着かせてくれ」と一言言ってくれれば、座って対応できたはずです。事前の警告も対話もなく、感情が高ぶるルールを前にして一発退場を出すのはあまりに過酷な判定です。オメル・トプラクも同様に、セットプレーの守備位置を指示していただけなのに退場になりました。決定には同意できませんが、従うしかありません。なお、レミロは現時点では怪我の心配はなく良好です』(via DiarioVasco)