エズ・アブデ PSG巨額補強の噂もルイス・エンリケ監督は静観
レアル・ベティスで絶好調を維持する24歳のモロッコ代表FWエズ・アブデに対し、PSG(パリ・サンジェルマン)が今冬の補強候補として注視しているとの観測が浮上した。チャンピオンズリーグのバルセロナ戦で右膝前十字靭帯を断裂し、今季絶望となったフヴィチャ・クヴァラツヘリアの代役探しに端を発する動きである。しかし、PSGを率いるルイス・エンリケ監督は今冬の緊急補強について静観する姿勢を見せており、現時点では移籍市場の探り合いの段階にとどまっている。
フランス媒体を中心にアトレティコ・マドリードのジュリアン・アルバレスや、ベティスで今季チーム最多得点者となっているアブデの名が浮上した。アブデには6000万ユーロの契約解除条項が設定されており、資金力豊富なパリのクラブにとっては提示可能な金額範囲と見なされている。本拠地ラ・カルトゥーハで4試合連続ゴールを記録するなど覚醒を果たすアタッカーには、英プレミアリーグのクラブからも熱い視線が注がれている。
こうした周囲の喧騒に対し、土曜日の記者会見に臨んだルイス・エンリケ監督は慎重な姿勢を崩さなかった。同指揮官は『負傷者が出たからといって自動的に新戦力を獲得しなければならないわけではない』と語りつつも、『責任として新しい機会には常にオープンであり、可能性の一つとして検討はしている』と含みを残した。ウスマン・デンベレやマルキニョスも負傷離脱する苦境にあるものの、現有戦力でのやりくりに自信を覗かせている。
つまり、この状況が示すのは、ベティス側にとっては主力流出の危機がひとまず回避されたものの、冬の市場に向けて警戒を怠れない状態が続くということだ。アブデの引き抜きを狙う欧州の強豪に対し、ベティスがどのようなプロテクト策を打つかが今後の焦点となる。(via Estadio Deportivo / SPORT)