アレハンドロ・バルデ 冬の伊移籍浮上とバルサによる代役獲得の動き
FCバルセロナに所属する23歳のスペイン代表左サイドバック、アレハンドロ・バルデに1月のローマ移籍説が浮上し、クラブ側も代役確保に向けた交渉中および関心の段階に入った。今季ハンジ・フリック監督の下で出場機会を減らしている背番号3に対し、代理人のホルヘ・メンデスがイタリア方面へ働きかけを開始した。これを受けてバルサ側も、左サイドバック陣の再編を見越してユヴェントスのイタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾの動向を追っている。主力の退団と補強が連鎖する冬の市場の動きとして、双方の動向に大きな注目が集まる。
イタリア紙『Il Messaggero』によると、メンデスはガスペリーニ監督率いるRomaに、買い取りオプション付きローンでアレハンドロ・バルデを提案したという。バルデは2028年6月までの契約を残しているものの、ジョアン・カンセロや若手のシャビ・エスパルトの台頭で立場が狭まっていた。一方で、9月末にはユヴェントスも同様の条件で打診したが、バルサ側が求めた4000万から5000万ユーロという評価額が障壁となり交渉は進展しなかった経緯がある。
こうした背景から、バルサのスポーツ部門を率いるデコは、ユヴェントスに所属する25歳のカンビアーゾを獲得候補としてリストアップした。イタリアのウェブメディア『Calciomercato.it』は、ユヴェントスが2029年6月まで契約を結ぶ同選手に約3000万ユーロの移籍金を設定していると報じている。足首の負傷から復帰したカンビアーゾは両サイドをこなせる多才さを持ち、フリック監督の要求に応えられる存在だ。さらにバイエルン・ミュンヘンがジュール・クンデの獲得を狙っているとされる噂も重なり、サイドバック全体の刷新が現実味を帯びている。
この一連の動きが意味するのは、バルセロナが財政面の調整を図りつつ、フリック体制に適した戦力への入れ替えを模索しているということだ。生え抜きのバルデ放出で資金的な猶予を作り、即戦力のカンビアーゾを迎える構想は、冬の移籍市場における戦略的な転換点となる可能性を秘めている。(via SPORT)