RCDマジョルカ
1年での1部復帰を至上命題としながら、セグンダという「悪党たちのリーグ(La Liga de los malos)」を戦うことになったRCDマジョルカ。そのピッチ内外における迷走は目を覆うばかりであり、現地メディアからはクラブを所有する「アメリカ人オーナー陣」に対する手厳しい糾弾の声が止みません。
地元の痛烈なコラムでは、アメリカ人オーナーたちが『まるでNBAやNFLのように、降格という概念のないプロスポーツビジネスとフットボールを完全に混同し、自分たちの投資をまるでお気楽なジョークのように捉えている』と容赦なく切り捨てられています。クラブが2部降格という未曾有の惨劇を引き起こしたにもかかわらず、経営陣であるディアスやオルテルスといった「戦犯」たちは誰一人として責任を取ることもなく、むしろ権力を維持し続けているフロントの機能不全に対してファンの不満は頂点に達しています。
さらにサポーターを怒らせているのは、マジョルカを2部に沈めた張本人であるマルティン・デミチェリス前監督の無礼な去り際です。デミチェリスは自ら執拗にマジョルカの監督ポストを懇願して就任したにもかかわらず、クラブが降格すると、まるで挨拶すら拒むように「フランス風に(a la francesa、無言で逃げ去るように)」島を去っていきました。現地ではこの姿勢に対し『これが経営陣の言う「格式あるクラブ」のマネジメントなのか』と皮肉られています。
マジョルカは今季、開幕戦でセウタにこそ辛勝したものの、続くグラナダ戦で無残な完敗を喫し、早くも「2部の厳しい現実」という容赦のない砂漠の旅を突きつけられています。一部の経営陣は、現在の降格を単なる一時的なトラブルであるかのように現実逃避していますが、フットボール界はそう甘くありません。もしこの失敗を直視せず、身の程を知らない驕りを捨てなければ、1部への返り咲きを果たすまでに「10年の砂漠の旅」という長い暗黒期を強いられることになると警鐘が鳴らされています。 (via SPORT)