彗星のごとく現れた新星

✨ バルセロナ戦でも世界最高峰のサイドバックであるカンセロ相手に1回のプレーで連続股抜きを炸裂させるなど、圧巻のドッキリプレーでピスフアンを沸かせた22歳のサイドアタッカー、ミゲル・シエラ。この新星の誕生の陰には、知られざるスカウト秘話がありました。

スペイン育成界のベテランであり、かつてアトレティコ・マドリードやヒホンで下部組織責任者を務めたフランシスコ・ハビエル・ビダレス氏が、ミゲル・シエラとの出会いを回想しています。ビダレス氏がグラナダのユースチームの試合を観戦していた際、当時ベンチを温めていた19歳のミゲル・シエラが途中出場して見せたわずか15分間のプレーに衝撃を受け、メモ帳に名前を書き留めたのがすべての始まりでした。

ビダレス氏はその後、アビレス・インダストリアル(当時4部相当)のスポーツディレクターに就任すると、周囲の反対を押し切ってミゲル・シエラを獲得。当時、出場機会に恵まれず遠く離れたアストゥリアスで苦しんでいたミゲル・シエラに対し、ビダレス氏は熱く語りかけたと言います。

『お前はこんなカテゴリーで終わる選手じゃない。このまま小さくまとまるな。お前を待っているのは1部リーグ(プリメーラ)のピッチだ』

ミゲル・シエラは冬の移籍市場での退団を選ばず、『プロフェ、僕はここで絶対に先発を勝ち取ります』と力強く宣言。その言葉通りに頭角を現すと、噂を聞きつけたセビージャのスカウト陣の目に留まり、ピスフアンへと引き抜かれました。若手を恐れず抜擢するガルシア・プラサ監督の下で才能を開花させたミゲル・シエラは、いまやセビージャの攻撃を牽引する大歓声の主役となっています。(via Estadio Deportivo)