PK失敗と幻のゴールに泣き、ホームのラ・ロサレダでレバンテと0対0の引き分け。
✅ フネス監督が語る手応えと課題!新人としての誇りと強行軍のツケ
勝利を逃すもチームの成長に手応えを示す指揮官が、決定力不足と過密日程の影響を明かす。
✅ 若手タレントの引き留め劇と「パレードの終わり」!SDロレン・ジュアロスが語る市場の裏側
主力若手の残留秘話と、昇格の興奮から早く仕事モードに切り替える必要性をSDが力説。
✅ 悩めるエースの現状!PKストップで不調が際立つチュペテに募る焦燥感
5連続成功中だったPKを阻まれ、精彩を欠いたエースFWカルロス・ルイスの現状と課題。
✅ ピッチ上の主役たちが明かす本音!MVPラルビアとレバンテ守護神ライアンの心理戦
試合MVPに輝いたラルビアの悔しさと、心理戦を制してPKを防いだ相手GKライアンのコメント。
痛恨のPK失敗と幻のゴール!レバンテと激闘の末にスコアレスドロー
ラ・ロサレダで行われたラ・リーガ第4節、マラガCF対レバンテUDの一戦は、両者譲らず0対0のスコアレスドローで勝ち点を分け合う結果となった。マラガCFは前節のレアル・マドリード戦からスターティングメンバーを4人変更し、ホセ・サリナス、パブロ・マルティネス、ダニ・ロレンソ、フアン・クルスを起用した。
試合は立ち上がりから波乱の展開となった。開始わずか1分、自陣ペナルティエリア手前でアントニオ・ドトールが不注意なボールロストを犯し、レバンテのアルゼンチン人FWチアゴ・フェルナンデスがGKと一対一になる決定機を迎えた。しかし、守護神アルフォンソ・エレーロが足を使った見事なセーブを見せ、いきなりのピンチを切り抜けた。
ピンチをしのいだマラガは、得意の後方からのビルドアップと、両ウイングのフアン・クルスとダビド・ラルビアの積極的な突破でリズムを掴み始める。すると前半7分、左サイドを突破したフアン・クルスのクロスがレバンテのナチョ・ペレスの大きく開いた手に当たり、主審のルイス・ベスタルドがペナルティキックを宣告した。
前半9分、このPKのキッカーを務めたのはエースのカルロス・ルイス「チュペテ」。しかし、中央を狙ったシュートは相手GKマシュー・ライアンに読まれ、両拳でセーブされてしまう。チュペテはこぼれ球にいち早く反応し、ディフェンダーをかわして繊細なタッチでゴールネットを揺らしたが、主審はチュペテがシュートの際に相手DFデラに対して腕を押し出すファウルを犯したとして、ゴールを無効と判定した。
その後、マラガがゲームを完全に支配。特にダビド・ラルビアが相手守備陣を翻弄し、エリア内での見事なドリブルから放ったシュートはポストのわずか右を通過。中盤ではダニ・ロレンソが攻撃のタクトを振るった。一方のレバンテは、デラが遠距離からの直接フリーキックでクロスバーをかすめるシュートを放つなど、セットプレーから時折マラガを脅かした。前半は0対0のまま、しかしマラガが主導権を握った状態で折り返した。
後半、両チームともにメンバー変更なしでスタートしたが、戦況は一変する。レバンテが前線からのプレッシングを強め、マラガはビルドアップに苦戦。守護神エレーロがロングキックを繰り返さざるを得ない状況に追い込まれた。後半60分には、コーナーキックの流れからナチョ・ペレスが至近距離から強烈なシュートを放ったが、エレーロが驚異的な超人的反射神経で右手一本でセーブし、スタジアムを湧かせた。
フネス監督は状況を打開すべく、後半59分にパブロ・マルティネスとフアン・クルスに代えてイザン・メリノとジョアキン・ムニョスを投入。さらに後半67分には、警告を受けていたダニ・ロレンソとラフィタを下げてラモン・エンリケスとハビ・プガをピッチに送った。この交代策が功を奏し、マラガは再び主導権を回復。ジョアキンが新鮮なエネルギーを注入してチームを押し上げた。
後半86分には、最後の交代枠で新加入のスウェーデン代表MFイェンス・カユステがドトールに代わってデビュー。カユステは終盤にフリーキックを獲得するなど期待の持てる数分間を過ごした。最終的に試合はスコアレスで終了。試合の期待ゴール(xG)はマラガが1.35、レバンテが0.59と、マラガが数字の上でも優位に立っていた。
レバンテのルイス・カストロ監督は、アウェイでの勝ち点1について、次のように語り安堵を示した。
『アウェイのラ・ロサレダで獲得した勝ち点1は決して悪い結果ではない。試合の最終盤はマラガの方が優れており、後半の立ち上がりは私たちが優勢だった。シュート数に関しては、私たちは同等かそれ以上を記録した。マラガが非常に優れたサッカーをするチームであることは分かっていたので、この勝ち点1はポジティブだ。新加入のヤニス・ムスアイはまだ1部リーグの強度に慣れようとしている段階だが、練習に励んでいる。ダニ・レケナも要求した仕事を完璧にこなした。また、マラガがスタメンを大幅に変更し、異なるアプローチを仕掛けてきたため、試合前には選手たちへ異なる指示をしておくべきだった』
この引き分けにより、マラガは今季開幕4試合で2分2敗(勝ち点2)となり、依然として初勝利はお預けとなったが、最下位の座をバレンシアに譲って脱出した。レバンテは勝ち点5(1勝2平1敗)としている。スタジアムには29,264人の大観衆が詰めかけ、熱狂的なサポートでチームを後押しした。(via SPORT, MARCA)
フネス監督が語る手応えと課題!新人としての誇りと強行軍のツケ
試合後の記者会見に出席したフネス監督は、勝利を逃したことへの悔しさを滲ませつつも、強豪を相手に見せたチームの姿勢を前向きに捉えた。
指揮官は試合全体を振り返り、『後半の立ち上がりは苦しんだ。しかし、それを除けば完全に私たちが試合を支配していた。相手の2倍もエリア内に侵入したが、それだけでは得点にはならない。ゴールに向かうプロセスとしては正しい道を進んでいるが、それをネットに揺らすという決定的な仕事ができなければ、満足して終わることはできない』と語り、ラストサードでのクオリティ向上を訴えた。
さらに、今後の攻撃陣の改善について、『決定的な場面をもっと早く決断し、縦へのパスを素早く通すことで、予測可能なプレーを避けて相手の守備陣を崩す必要がある』と述べた。
一方で、昇格組としての自信については確かな手応えを感じているようで、『私たちはこの1部リーグにおいて新参者であり、試合を重ねることで自信を掴み取っていかなければならない。選手たちは勝ち点2を失ったこと以上に、どんなライバルとも対等以上に競い合えること、精度を誇る相手を自分たちより劣っていると感じさせるだけの力があることを実感できたはずだ。デポルティボも、そして今日のレバンテも、私たちのホームであるラ・ロサレダで自分たちが優勢だったとは決して言えない。この事実は今後の戦いに向けて大きな希望となるはずだ。これは長いマラソンであり、途中で諦めることは許されない。逆境は必ず訪れるが、私たちは最後まで頑固にしがみつき、粘り強く戦い続けなければならない』と力強く決意を語った。
また、過密日程と精神面の影響についても言及し、『昇格という歴史的な快挙を成し遂げてから、その大きな喜びと感情的な興奮から心身ともに回復するための時間、性能や十分な休息が不足していた。これは単なる肉体的な疲労ではなく、選手たちが新しいカテゴリーで生きていくための精神的な整理、アジャストメントが必要であることを意味している』と、プレシーズンの強行軍による見えない影響を認めた。
怪我人の最新状況については、後半途中に退いたウイングのフアン・クルスについて触れ、『ふくらはぎの筋肉が張り始めて、少し痙攣を起こしていた。大した怪我ではないと信じているし、恐らく何事もなく次の試合には間に合うだろう』と軽傷であることを強調した。(via MARCA, SPORT)
若手タレントの引き留め劇と「パレードの終わり」!SDロレン・ジュアロスが語る市場の裏側
マラガCFのスポーツディレクターを務めるロレン・ジュアロスは、レバンテ戦のキックオフ前にテレビ局Movistar+のインタビューに応じ、激動の夏の移籍市場と今後のクラブの方向性について詳細に明かした。
多くのクラブが1部昇格に伴い選手構成を刷新する中、マラガは夏の移籍市場で無謀な補強を行わず、アカデミー出身の若い才能たちを守り抜くという継続性を選択した。チュペテ、ダビド・ラルビア、イザン・メリノといった若手有望株に対して、今夏は他クラブから獲得の問い合わせやアプローチという大きな脅威があった。
しかし、ジュアロスSDは『選手本人たち、そして彼らを担当する代理人や事務所が、最初の段階からその脅威をすべてはねのけてくれた。彼らはマラガが自分たちをプロとして成長させてくれた場所であることを理解しており、このクラブでさらに上を目指したいと望んでいた。マラガを最高の舞台へ連れていき、1部リーグの舞台で確固たる地位を築くために、彼らは強い忠誠心とコミットメントを示してくれた』と語り、若手たちの熱い忠誠心に最大の賛辞を送った。
一方で、ジュアロスSDは今週、選手たちに向けて厳しいメッセージを投げかけたことについての真意も明かした。
『本来ならロッカー室の中だけで話して、外には漏らさないつもりだった言葉だ。6月末の劇的な昇格決定から、20万人のファンが街中を埋め尽くした大々的なパレードが行われ、そこから心を落ち着かせてトレーニングを再開し、超過酷な1部リーグの戦いに挑むまでの時間はあまりにも短すぎた。お祝いやお祭りの時間はもう終わりだ。選手たちには「いい加減にパレードの山車から降りて、髪を金髪に染めるのもやめて、全員で作業着を着て仕事モードに入ろう」と伝えた。私たちはすでに4試合を戦い、サンティアゴ・ベルナベウやシビタス・メトロポリターノという世界的なスタジアムで過酷な現実を突きつけられた。私たちには若い才能があるが、圧倒的に経験が不足している。だからこそ、お祝いムードを捨てて、泥臭く這い上がる作業着の精神が必要なのだ。選手たちは必ず成長し、適応すると信じているが、今は一刻も早く実直に働く時期だ』と語り、厳しい現実を突きつけてチームの気を引き締めた。(via ElDesmarque)
悩めるエースの現状!PKストップで不調が際立つチュペテに募る焦燥感
今シーズンのマラガCFにおいて、4試合でわずか1ゴールという深刻な得点力不足が続いている。その唯一の得点はカルロス・ルイス「チュペテ」がPKから決めたものだが、そのエースに今、焦りと重圧が重くのしかかっている。
チュペテはレバンテ戦の前半9分、自身が獲得した決定的なPKのチャンスでキッカーを務めた。彼はそれまでPKを5回連続で成功させており、圧倒的なキック精度を誇っていたが、この日は中央を狙った不用意なシュートを選択。これが相手GKマシュー・ライアンのセーブに阻まれた。その後のこぼれ球を自ら押し込んでゴールネットを揺らしたものの、競り合いの際に腕を使って相手を突き飛ばしたとしてファウルを取られ、ゴールは無効に。このシーンが、彼の現在の空回りする精神状態を如実に表していた。
チュペテは前々節のサンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦で、フリーキックのキッカーを巡ってチームメイトのハイタムとピッチ上で激しい口論を展開。ベンチのスタッフやピッチの仲間に向けて不満を爆発させる態度を見せたため、試合後にフネス監督から厳しい個別の指導を受けていた。
フネス監督はこのレバンテ戦を前に、チュペテとの間で話し合いを持ったことを公表している。
『彼とも、そしてチーム全員ともその件についてしっかりと話をした。フットボールの世界では、最終的な決断や結果はピッチの上が物語る。こうした問題はトレーニングの場でしっかりと話し合い、解決していくべきものだ。私たちを繋ぐ強い信頼関係があるからこそ、お互いに言いたいことを率直に、かつ明確に伝え合うことができる。だからこそ、彼も私の意図を深く理解してくれた』と語り、信頼を示す形でレバンテ戦もスタメンに送り出した。
しかし、ピッチに立ったチュペテは依然として元気がない様子を見せ、試合全体を通じて無気力な動きに終始。パス成功率はわずか59%と精細を欠き、イライラした表情でボールをロストする場面が目立った。チームの攻撃を一身に背負う若きエースが、1部リーグという高い壁とプレッシャーを乗り越え、昨季のような冷静な決定力を取り戻すためには、早急なメンタル面の切り替えが必要とされている。(via MARCA, SPORT)
ピッチ上の主役たちが明かす本音!MVPラルビアとレバンテ守護神ライアンの心理戦
この激戦の中で、輝きを放った者たちと、最後の壁となった者たちがそれぞれの胸中を語った。
マラガCF側で異次元のパフォーマンスを見せ、公式のマン・オブ・ザ・マッチ(MVP)に選出されたダビド・ラルビアは、勝ち点3を逃した悔しさを隠さなかった。
『勝ち点1という結果には全く満足していないし、悔しさが残る。特に前半は私たちが完全に主導権を握り、相手を圧倒していたからだ。PKのチャンスも逃してしまった。後半に入ると、レバンテがこちらのプレスに対して修正を施し、私の背後のスペースに数多く選手を作られてそこから攻め上がってきた。この失速は肉体的な疲労によるものではなく、戦術的なズレによるものだ。チームにはまだまだ改善すべき点が多く、誰もが自分自身の最高のパフォーマンスを発揮したいと願っている。全員がここからさらに成長できると確信しているが、私個人としては、ゴール前の最後の局面でもっと落ち着きを持ってプレーし、適切な選択をしなければならなかった。この冷静さを磨くことが今後の最優先課題だ』と、自身の成長を誓った。
一方で、マラガの決定機とPKを完璧に防ぎ、アウェイでの勝ち点1獲得の立役者となったレバンテのオーストラリア代表守護神、マシュー・ライアンは、PK阻止の緊密な心理戦の裏側を語った。
『キッカーが真ん中に蹴ってくるだろうという強い予感が最初からあった。私は対戦するキッカーのキックの癖やデータを事前に徹底的に研究するのが好きだが、今の時代はキッカー側も、私たちが研究していることを理解した上で裏をかこうとしてくる。まさに高度なゲーム心理戦だったが、今日は私の直感が勝った。本当はシュートをこぼさずにキャッチしたかったが、リバウンドから押し込まれたゴールが相手のファウルによるもので救われたのは幸運だった。チームを助けられて本当に嬉しい。後半は私たちの時間帯もあり、決定機も作れた。このような過酷なスタジアムで引き分け、勝ち点1を持ち帰ることができたのは決して悪くない結果だ』と、自慢の心理戦の勝利を誇った。(via AS, SPORT)
【本日の総括】
マラガCFはホームのラ・ロサレダでレバンテと対戦し、PK失敗や幻のゴールに泣き、0対0で引き分けました。いまだ初勝利は遠いものの、守護神エレーロのビッグセーブもあり、1部の舞台で対等以上に戦える手応えを示しています。若きタレントたちの忠誠心とフネス監督の明確なビジョンのもと、お祝いムードを捨てて仕事モードに入ったチームは、このマラソンを粘り強く駆け抜ける準備が整っています。
