ソシエダ戦でアウェイの勝ち点1を獲得!窮地を救った守護神ラドゥのビッグセーブ連発と後半に見せた「本来の輝き」

アウェイのアノエタで行われたレアル・ソシエダ戦は、0-0の引き分けに終わりました。

前半はソシエダが圧倒し、セルタは防戦一方の厳しい展開を強いられました。ソシエダはポゼッション率62%を記録し、8本のシュート(うち5本が枠内)を浴びせましたが、セルタを救ったのは守護神ラドゥの神がかり的なセーブでした。ラドゥは前半だけで5度もの決定的なピンチを防ぎ、トゥリエンテスやエレーラの鋭いシュート、さらにオヤルサバルが至近距離から放った決定的なボレーを左腕一本で弾き出しました。そのこぼれ球に反応した久保建英が、誰もいないゴールへシュートを放ちましたが、枠を外れて命拾いする場面もありました。前半の唯一のミスはヨエル・ラゴによるものでしたが、彼はその場面を除いては高いインテリジェンスと髭をたくわえた風貌にふさわしい落ち着いたプレーでディフェンス陣を支え切りました。

後半に入ると、セルタはガラリと生まれ変わり、本来のアグレッシブなプレッシングと素早いパスワークを取り戻しました。ピッチを広く使い、ソシエダを約30分間にわたって自陣に押し込み、3対2や4対3といった決定的なチャンスを何度も創出。後半途中にパブロ・ドゥランやイアゴ・アスパス、そして新戦力のドリウエシュがピッチに投入され、さらに勢いを増しました。アスパスはセレイラの見事な突破から得た決定機を右足で合わせましたが、シュートに勢いがなくレミーロに防がれ、ゴールネットを揺らすことはできませんでした。

また、試合終了間際には、ペナルティエリア内でアルバロ・ヌニェスがソシエダのゲデスと接触し、PKかと思われる緊迫した場面がありましたが、主審ガルシア・ベルドゥラとVARはこれを流しました。これについてクラウディオ・ヒラルデス監督は『接触があっても簡単には笛を吹かないレフェリングは好ましく、観客としても見ていてありがたい。試合を流して主役になろうとしない態度を非常に称賛したい』と述べ、審判のゲームコントロールを高く評価しました。チームはイエローカードをラゴ、アロンソ、そしてデビュー戦のドリウエシュが受けるタフな戦いを見せ、得点力不足は続いているものの、確かな手応えを残してアウェイでの勝ち点1を確保しました。(via SPORT, Estadio Deportivo, MARCA)

異例の超前倒し先行開催!セルタとソシエダが過密日程のUEFAヨーロッパリーグに備えた「特別なスケジュール配慮」の全貌

ラ・リーガの第4節や第5節すら多くのクラブが未消化であるこのタイミングで、なぜセルタとレアル・ソシエダが第6節を戦ったのか、不思議に思ったファンも少なくありません。この異例のスケジュール変更の裏には、UEFAヨーロッパリーグ(EL)への参戦があります。

ラ・リーガ本来の第6節の日程は9月中旬の週中(15日〜17日)に予定されていましたが、そのまさに直後である9月16日からELの戦いが幕を開けます。セルタはキプロスに遠征してオモニア・ニコシアと対戦し、ソシエダはホームにボーンマスを迎える予定です。スペインフットボール界を代表して欧州の舞台へ挑む両クラブが、過密日程による疲労や準備不足に直面するのを防ぐため、スペインフットボール連盟がこの日程を前倒しで消化することを決定しました。これにより両クラブは余裕を持ってヨーロッパデビュー戦に向けた移動と準備に集中できることになり、カレンダーの奇妙な配置は、欧州の舞台で戦う選手たちを守るための計画的な配慮によるものでした。(via ElDesmarque)

ベシクタシュからのオファーを完全拒絶!イライクス・モリバ残留を決定づけたフロントの非売品指定の固い意志

スペイン国内の移籍市場は火曜日にその幕を閉じましたが、ポルトガル、トルコ、ギリシャといった一部のリーグではまだ移籍ウィンドウが開いており、主力選手に対する駆け込みでのアプローチが警戒されていました。

そうした中、トルコの強豪ベシクタシュから、セルタの中盤を支えるイライクス・モリバに対して獲得オファーが舞い込みました。今夏はアヤックスやバイヤー・レバークーゼンといった錚々たるクラブも関心を示していた実力者に対し、セルタのフロントは一貫した姿勢を崩しませんでした。回答は『非売品であり、売却の余地は一切ない』というものでした。すでに国内の窓が閉まっているため、今から放出しても代役を確保することが極めて難しい状況であることも重なり、クラブは目先の臨時収入よりも、長いシーズンを戦い抜くためのピッチ上の実力を最優先する英断を下しました。(via ElDesmarque)

カルレス・ペレスがジローナへ完全移籍!セルタ契約解除からの新天地での挑戦が正式決定

セルタとの契約を解除してフリーエージェントとなっていたウインガーのカルレス・ペレス(28歳)が、ジローナと1年契約を締結し、新天地での挑戦をスタートさせることが正式に発表されました。

ペレスは近年、ヘタフェやギリシャのアリス・サロニカへのレンタル移籍を繰り返しており、昨季はギリシャで1ゴール1アシストを記録していました。バルセロナの下部組織出身で、ローマやセルタなど欧州のハイレベルなリーグで200試合以上の経験を持つペレスにとって、ジローナへの完全移籍はキャリアを再び活性化させる絶好の機会となります。ジローナ側も彼の持つ豊富な経験と突破力に大きな期待を寄せており、1部へのスピード復帰に向けた重要な補強として彼を迎え入れました。(via ElDesmarque)

わずか72時間でBチームからトップ初スタメンへ!18歳アンタニョンの電撃デビューと指揮官の若手起用哲学

レアル・ソシエダ戦での最大の驚きは、Bチーム(フォルトゥナ)に所属する18歳のアンドレス・アンタニョンがトップチームで今季初出場・初先発を果たしたことでした。

驚くべきことに、彼はわずか72時間前の月曜日に、Bチームの一員としてカステリョン戦に45分間出場したばかりでした。中盤の主力であるフェバスが肋骨打撲で急遽離脱した緊急事態を受け、ヒラルデス監督は若き才能の抜擢に迷いはありませんでした。試合中、本来とは少し異なるポジションに置かれたことでやや戸惑う様子も見られましたが、思い切って放ったシュートがゴールを脅かすなど、若者らしい恐れを知らないプレーを披露し、後半にイアゴ・アスパスと交代するまでピッチに立ち続けました。ヒラルデス監督は開幕4試合ですでに22人もの選手を起用しており、若手に次々とチャンスを与えて競争を活性化させるその育成哲学が、改めて証明された形となりました。(via MARCA, Estadio Deportivo, SPORT)

ウイングの新兵器コハブ・ドリウエシュがデビュー!短時間でも見せた縦への推進力と指揮官の語る高い期待値

今夏、PSVから加入したモロッコ代表の俊英ウインガー、コハブ・ドリウエシュが、レアル・ソシエダ戦の後半69分にフグラと交代してピッチに入り、待望のセルタデビューを飾りました。

与えられた時間は約20分強でしたが、ピッチに幅をもたらし、マークにつく相手ディフェンダーに対して1対1を積極的に仕掛ける、パーソナリティと縦への圧倒的な推進力を披露しました。また、守備の局面でも熱心なバックトラックを見せて献身的に機能し、短い時間ながらもアピールに成功、激しいプレーでイエローカードを受ける闘志も見せました。クラウディオ・ヒラルデス監督は『彼はまだフィジカル面で本調子ではなく、少し時間を長く与えすぎたかもしれない。しかし、スペースに侵入し、インサイドからスペースを攻撃する彼の能力は疑いようがない』と語り、チームの大きな攻撃オプションとしての信頼を明かしました。(via SPORT, MARCA, Estadio Deportivo)

フォルトゥナが挑む12時間の超過酷な大移動!移民危機の渦中にあるセウタ遠征に向けた厳戒セキュリティ対策

セルタのBチームであるフォルトゥナは、土曜日にアウェイで行われるセグンダ・ディビシオン第4節のセウタ戦に臨むため、金曜日に12時間に及ぶ超過酷な旅(オデッセイ)へ出発します。

その移動ルートは、午前9:30にモスの練習場をバスで出発し、サンティアゴの空港から14:30発の飛行機でマラガへ、そこからさらにバスで2時間かけてアルヘシラス港へ向かい、そこからフェリーでセウタに渡り、最終的にバスでホテルへ向かうという、文字通り陸・空・海を乗り継ぐものです。

さらに困難なことに、現在のセウタは移民危機の影響で治安情勢が非常に不透明でデリケートな状況にあります。これを受けてフレディ・アルバレス監督は『基本的にはホテルにこもる。外出する場合も個別の行動は避け、管理された大人数のグループで最小限にとどめる』という特別なガイドラインを敷くことを会見で明かしました。治安当局からチームの安全は100%保障されているものの、選手たちの安全を最優先にし、通常の遠征とは全く異なる張り詰めた厳戒態勢の中で試合を迎えることになります。(via SPORT)

ポルトガルの超新星ブラド・シルバがFIFA承認待ちで遠征帯同!チームの結束と早期デビューへの指揮官の期待

フォルトゥナのセウタ遠征には、もう一つの注目すべきストーリーがあります。今夏ポルトガルから獲得した10代の有望株ブラド・シルバが、正式なプレー許可が下りていないにもかかわらず、遠征メンバーに名を連ねて帯同することです。

スペインサッカー連盟(RFEF)への選手登録は期限内に完了したものの、シルバが未成年であること、そして両親が別の国に住んでいるという家庭環境の複雑さから、FIFAによる最終的なライセンス承認手続きが官僚主義的な遅れに直面しています。しかし、金曜日や土曜日の午前に突如承認が下りる可能性があり、その場合にすぐ試合へ投入できるよう、フレディ・アルバレス監督は彼をチームに同伴させました。たとえプレーできなくとも、12時間の過酷な移動を共にしてチームに溶け込み、結束を高める絶好の機会になるとの指揮官の計らいです。監督は練習中にもシルバと個別に長く言葉を交わして『デビューの時はもうすぐやってくる』と信頼を伝えており、クラブ全体がこの若きポルトガル人タレントに多大な期待を注いでいる様子がうかがえます。(via SPORT)

【本日の総括】

厳しい状況の中で迎えたレアル・ソシエダ戦。前半をラドゥの神セーブで耐え抜いたセルタは、後半に本来の攻撃的な躍動感を取り戻し、貴重な勝ち点1をアウェイで手にしました。若きアンタニョンの大抜擢や新星ドリウエシュのデビューなど、未来への希望が光る一戦となっています。また、モリバの残留決定やフォルトゥナの厳戒遠征など、ピッチ内外でセルタは一歩ずつ前に進んでいます。