崩壊するプロジェクトと選手至上主義への批判

レアル・マドリードの崩壊は、単なる結果の欠如にとどまりません。キリアン・ムバッペの獲得により、ヴィニシウス・ジュニオールやジュード・ベリンガムとの共存が期待されましたが、ピッチ上での連携は皆無に等しく、トリオとしての機能は果たされていません。ムバッペはチャンピオンズリーグ制覇を求めて加入したにもかかわらず、ここ10年間で何度も味わってきた屈辱を再び経験することになりました。彼は今大会で15ゴールを挙げ、得点ランキングのトップを走っていますが、結果には結びついていません。ヴィニシウスの不調も顕著で、サンティ・カニサレスは『この2年間、契約や彼のステータスが示すようなパフォーマンスを提供していない。さらに、イメージを損なう論争に巻き込まれている。良いオファーがあれば、私なら彼を売却する』とまで発言しました。

元レアル・マドリードのスティーブ・マクマナマンは、現在のチームの問題の核心を突いています。『選手たちはレアル・マドリードのボスだ。彼らは信じられないほど力を持っている。アルネ・スロットはリバプールのボスで、ペップ・グアルディオラはマンチェスター・シティのボスだが、マドリードのボスは選手たちだ。監督がプレースタイルを指示しても、ピッチに出ると全く違うプレーをする。アンチェロッティやデル・ボスケのように、選手を幸せにすることと良いプレーをさせることの境界線を見極めなければならない。シャビ・アロンソはレバークーゼンのスタイルを持ち込もうとして、選手たちに受け入れられなかった』と分析しました。

また、ベルント・シュスターも『ヴィニシウスとムバッペが一緒にピッチに立っているのを見ると、フィーゴとベッカムの時をとても思い出す。彼らは噛み合わず、どちらか一方が去らなければならなかった。今、レアル・マドリードの彼らを見ていると、同じことが起こっているように感じる』と警告しています。

さらに、クラブの運営体制についても批判が集まっています。スポーツディレクターが不在で、ホセ・アンヘル・サンチェスやジュニ・カラファト、そしてアナス・ラガリのような外部の人物に権力が集中していること、さらにサンティアゴ・ベルナベウの改修工事が予算を大幅に超過し、約14億ユーロに達していることも、ペレス会長への風当たりを強めています。クラブは公式声明でスポーツディレクターの導入を完全に虚偽だと否定していますが、構造的な問題は山積みです。(via MARCA)