ロッカールームの激震

試合終了のホイッスルが鳴ると同時に、レアル・マドリードの選手たちの不満が爆発しました。ダニ・カルバハル、ヴィニシウス・ジュニオール、アントニオ・リュディガー、ジュード・ベリンガム、アルダ・ギュレルらがスラヴコ・ヴィンチッチ主審をピッチ中央からロッカールームのトンネルまで追いかけ回し、激しく抗議しました。特に出場機会のなかったキャプテンのカルバハルは完全に我を忘れ、ベンチから飛び出して主審に向かって指を指しながら『お前のせいだ!お前のクソみたいなせいだ!』と何度も怒鳴りつけました。カルバハルは第4の審判やバイエルンのコンパニ監督にも詰め寄り、あわやピッチに乱入しかけるほどの怒りを見せました。最終的に、抗議を続けたアルダ・ギュレルにはレッドカードが提示され、ダニ・セバージョスにはイエローカードが出されました。

さらに試合中には、選手同士の衝突も起きていました。後半37分(82分)、スコアが2-3の場面で、ダヨ・ウパメカノのトラップミスからヴィニシウス・ジュニオールがペナルティエリア内に進入しました。中央ではジュード・ベリンガムがフリーでパスを要求していましたが、ヴィニシウスのコントロールが乱れてボールを失い、パスは出されませんでした。これに対してベリンガムが激しく両手を挙げて不満を露わにすると、ヴィニシウスは振り返って怒り、『何を求めてるんだ、何を求めているんだ?口を閉じろ、クソ野郎』と言い返す場面がカメラに捉えられました。UEFAの公式データによると、この試合でベリンガムからヴィニシウスへは4本のパスが出されましたが、ヴィニシウスからベリンガムへのパスは1本もありませんでした。また、試合終了後にはヴィニシウスがドーピング検査を受けていたため、チームバスが彼を待たずに出発してしまうという出来事も起きています。

試合後、リュディガーはミックスゾーンを足早に立ち去りながら『見ただろう?本当に、何も話さない方がいい。こんなこと今まで見たことがあるか?ふぅ...』と言葉を濁し、沈黙を貫きました。また、試合中にはヨシップ・スタニシッチがグラウンドに倒れている際にリュディガーから侮辱されたと主張しており、『彼が何と言ったかは話す必要はない。彼自身に聞いてみればいい。私としては完全に容認できない。ただ一つの言葉が2回言われただけだ。おそらく彼にはそれを認めるだけの男らしさがあるだろう』と語っています。(via MARCA)