【適性と代表の野望

フランスでの苦戦を経てスペインで覚醒を遂げた背景には、リーグのプレースタイルと彼自身のサッカー観の合致がありました。フランスではエステバン・ルポールやブレール・エンボロといった強力なライバルとのポジション争いに直面していました。

サンタンデール加入時、ザビリは自身のスタイルとラ・リーガの相性について次のように語っていました。

『フランスでは激しい物理的なデュエルが多いけれど、選手同士が細かくパスを組み合わせる場面はあまり多くない。それは僕本来のスタイルとは違うんだ。スペインのサッカーがとても気に入っているし、ここではストライカーが多くのゴールを奪うことができる』

加入時に掲げた「今季10ゴール」という目標達成は目前に迫っています。モロッコのモハメド6世アカデミー出身で母国のウニオン・トゥアルガでもプレーした彼は、今年5月にA代表デビューを果たし、先日の国際試合でもガボン戦で代表初の先発出場を飾りました。クラブでの勢いをそのままに、来夏開催されるアフリカネイションズカップに向けてモロッコ代表での定位置確保を見据えています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ラ・リーガの得点王争いを賑わせる21歳の大サプライズ、ヤシール・ザビリ。1月の中途呼び戻し条項が存在しないことが確認されたことで、クラブとサポーターは安心して彼とともにシーズンを戦うことができます。驚異的な決定力を武器に、どこまで数字を伸ばすのか今後の躍動から目が離せません。