エースの孤軍奮闘と年間ベスト級ゴールの被展開!乱打戦の全展開

試合はキックオフ直後から激しく火花を散らしました。前半4分、オサスナは前線で抜け出したブディミルが相手ディフェンダーのコスキをかわし、キーパーと1対1になる大決定機を迎えます。しかし、相手GKシベラの決死のブロックに阻まれ、先制のチャンスを逃します。前半20分には、相手の右サイドのアンヘル・ペレスが送った鋭いクロスをGKセルヒオ・エレーラがファンブルし、あわやそのまま吸い込まれそうになったボールを、カバーに入ったボヨモがゴールライン際で間一髪クリアする決定的なピンチを凌ぎました。

しかし前半27分、自陣からのビルドアップで判断を誤りボールを失うと、ルーズボールをマリアーノ・ディアスに頭で繋がれ、これを回収したルカス・ボジェにペナルティエリア外から強烈なミドルシュートを叩き込まれて先制を許します。これでリズムを失うと、前半36分にはロングボールに対してカテナが目測を誤りバウンド処理を失敗。この痛恨のクリアミスを奪ったマリアーノ・ディアスにそのまま持ち込まれ、右ポスト際へ冷静に流し込まれて追加点を献上しました。なお、ゴールを決めたマリアーノはスタンドで観戦していた重傷(膝前十字靭帯断裂)の同僚ミケル・ロドリゲスへ向けてユニフォームを掲げ、このゴールを捧げていました。オサスナは大きなショックを受け、2点ビハインドで試合を折り返します。

後半開始を告げるホイッスルが鳴った直後、オサスナは電撃的な反撃を見せます。後半開始わずか20秒、ボヨモのロングフィードをブディミルが頭で競り落とし、これを回収したモイ・ゴメスが正確なクロスを供給。これにブディミル自身がヘディングで完璧に合わせてネットを揺らし、1点差に迫ります。しかし、反撃の喜びも束の間、後半51分にボジェに約30メートルの超ロングレンジから、GKエレーラが一歩も動けないほど正確にゴール右上隅の死角へ突き刺さる年間最優秀ゴール候補の異次元ボレーシュートを叩き込まれ、再び突き放されました。

諦めないオサスナは後半62分、ペナルティエリア内でクロスを合わせようとしたブディミルが、相手のアブデ・レバシュに後ろから掴まれて倒されPKを獲得。倒したレバシュにはイエローカードが提示されました。後半64分、このPKをブディミル自身が冷静に沈めて再び3対2と食い下がります。しかし後半68分、またしても右サイドのアンヘル・ペレスから正確なクロスを許し、中央で高く跳び上がったボジェに打点の高いヘディングシュートを突き刺され、ボジェにハットトリックを達成されました。

後半終盤、オサスナは前線にボールを放り込んで意地を見せようとしますが、後半90分に決定的な5点目を奪われます。右サイドでアンヘル・ペレスにアベル・ブレトネスが股抜きで突破されクロスを許すと、ゴール前に走り込んだ元オサスナの選手でムティルバ出身のパブロ・イバニェスにヘディングシュートを決められました。イバニェスは古巣への最大の敬意を払い、一切セレブレーションを行わず両手を挙げて謝罪のポーズを示しました。

試合はそのまま終了し、オサスナは2対5の大敗となりました。オサスナの警告は、後半58分にアンヘル・ペレスを引っ張ったアベル・ブレトネス、後半84分にパブロ・イバニェスに対するファウルを犯したサディク・ロックソンにイエローカードが提示されています。また、後半54分にはスタンドの観客が体調不良を訴え一時試合が中断される場面がありましたが、観客は自力で歩いて退場し、無事に試合が再開されました。 (via AS)