争奪戦を制したパブロ・ガルシア!深夜23時15分の公式発表と涙のベティス退団劇の全貌
今夏の移籍市場の主役の一人だったU-21スペイン代表のアタッカー、パブロ・ガルシアのラシン移籍は、市場最終日の深夜23時15分頃に公式発表されるという、極めてドラマチックな結末を迎えました。ラシンとは2030年までの長期契約が締結され、移籍金は最終的に500万ユーロで決着。ベティスは将来の売却時に50パーセントの経済的権利と優先交渉権を保持する形となっています。
この決着に至るまでには、国内外のクラブを巻き込んだ熾烈な争奪戦が繰り広げられていました。まずイングランドのハル・シティが500万ユーロの固定額に変動給を加えたオファーを提示したものの、ベティスが要求額を800万ユーロに引き上げたため決裂。さらにギリシャのオリンピアコスからは権利の70パーセントに対して900万ユーロ近い高額オファーが提示され、クラブ間合意に達していましたが、選手本人がギリシャ移籍に難色を示したため破談となりました。この他にもマラガ、サンテティエンヌ、アヤックス、ヘタフェなどが獲得の可能性を探るなど、引く手あまたの状態でした。
最終的に、パブロ・ガルシア本人の承認を得たラシンがこの激しい争いを制しました。彼は水曜日にサンタンデールへと移動してチームに合流する予定で、エル・サルディネロでは元ベティスの大先輩であるセルヒオ・カナレスとチームメイトになります。
2025年1月に1部デビューを果たし、ベティスで通算33試合3ゴール(メスタージャでの1部初ゴールやコパ・デル・レイでの2ゴール)を記録した若き才能は、9月1日の深夜、涙を流しながら慣れ親しんだベティスの練習場を後にしました。現地メディアに対し、彼は涙を浮かべながら次のように言葉を残しています。
『すべてが上手くいくことを願っています。みなさんのチャンピオンズリーグでの健闘を祈っています』
愛する古巣へ感謝とエールを告げ、パブロ・ガルシアはラシンの一員として新しい歴史を築き始めます。(via SPORT)