GK事情

現在、セビージャのトップチームは事実上、ゴールキーパーが不在の異常事態に陥っています。オルジャン・ニーランドは契約満了で退団し、オディッセアス・ブラホディモスもニューカッスルへのレンタルバックが決まりました。ブラホディモス本人はセビージャでのプレー継続を望んでいますが、彼の高い市場価値とクラブの財政難を考えれば、再獲得は不可能です。

この状況下で、今季トップチームの第3GKを務め、セビージャ・アトレティコでキャプテンとして25試合に出場したアルベルト・フローレスの昇格案が現実味を帯びています。財政危機に苦しむクラブは、近年フアンル、カストリン、キケ・サラス、オソ、ホセ・アンヘル・カルモナなどカンテラ出身選手への依存を強めており、ゴールキーパーもその例外ではありません。フローレスのトップチームでの出場経験は、キケ・サンチェス・フローレス監督時代のコパ・デル・レイ・ヘタフェ戦の1試合のみですが、元セビージャ・アトレティコ監督のヘスス・ガルバンは彼の起用を強く後推ししています。

『私なら彼にチャンスを与えます。セビージャにはGKがいないと言いますが、アルベルトがいるじゃないですか。身長188cmで左足のキックも良く、セビージャでプレーする強い意欲があります。彼を起用して、成功も失敗も受け入れる勇気が必要です。オディッセアスのような経験はありませんが、経験を積ませるためには試合に出さなければなりません』とガルバンは語り、カンテラ育ちの若き守護神に大きな期待を寄せています。🧤 (via Estadio Deportivo)

カンテラ事情

アンダルシアの宿敵であるセビージャFCとレアル・ベティスの間で、将来有望な若手選手の激しい引き抜き合いが展開されています。

ベティスは、セビージャのカデテBで23試合5ゴールを記録し、1対1に絶対的な強さを見せるウインガー、アドリアン・シナを獲得しました。彼はスペイン生まれながらアルバニアU-14代表の経験を持つ逸材です。一方のセビージャも負けておらず、ベティスのカデテBで24試合に出場したルーマニアU-15代表ストライカー、ニコ・ペレスを獲得し、来季からカデテAに迎え入れることになりました。

厳しい財政状況にあるセビージャはカンテラへの依存度を強めており、エリック・アルカイデ、ミゲル・シエラ、ニコ・ギジェン、マヌエル・アンヘルらセビージャ・アトレティコを支える主力選手たちと続々と契約を更新しています。特に、ウインガーのエリック・アルカイデとは2028年までの契約延長に合意しました。彼は昨夏CFダムから加入したカタルーニャ出身の逸材で、エスパニョールやビジャレアルからのオファーを断ってセビージャを選び、今季はシニアデビューからセビージャ・アトレティコ昇格まで一気に駆け上がりました。

また、カデテのスペインU-16代表ブルーノ・ルケや、現会長の弟であるアルバロ・デル・ニドとも契約を更新。さらに外部からも、ウエスカからスペインとマリの二重国籍を持つ長身CBのデンバ・ダンソコ(15歳)や、アストゥリアス出身のFWダニエル・アルガンサを新たに獲得し、次世代のタレント確保に余念がありません。🌱 (via Estadio Deportivo, SPORT)