ジェノヴァの路上で繰り広げられたウルトラ同士の激しい大乱闘劇
ピッチ上での好成績とは対照的に、試合前夜のジェノヴァの路上において、デポルティーボのウルトラグループである「リアソール・ブルース(Riazor Blues)」と、ジェノアのウルトラグループによる、映画のワンシーンのような極めて悲惨な大規模暴動・乱闘事件が発生しました。
事件は金曜日の深夜12時40分頃、ジェノヴァの歴史的な中心地であるエルベ広場(Piazza delle Erbe)で起きました。鉄パイプ、ヘルメット、木製の棒、さらには着火されたトーチ(松明)やペットボトルのロケット花火などで完全に武装した約100人のウルトラ集団が突如として路上に現れ、互いを追いかけ回しながら物を投げつけ合う大乱闘を開始しました。
当時、広場は多くの外国人観光客や夜を楽しむ若者、住民などで賑わっていましたが、このあまりに突然の凄惨な光景に広場全体は一瞬にしてパニックへと陥りました。テラス席に座っていた人々は悲鳴を上げ、代金を支払うことなく四方へ逃げ惑いました。周辺の店舗は緊急事態を察知して即座にシャッターを下ろし、逃げ遅れた一般客やスタッフを店内に避難させて安全を確保しました。
事件の動機や引き金については現在も解明されていませんが、現地の治安当局は、長年のウルトラ同士の個人的な「意図的な精算(ケジメ)」による計画的な襲撃であった可能性を強く視野に入れて捜査を行っています。負傷者の詳細な報告は現時点で届いていないものの、1部リーグへの開幕をわずか9日後に控えたタイミングでのこの重大な治安トラブルは、クラブと地域に大きな衝撃を与えています。(via ElDesmarque)