サンティアゴ・ベルナベウでのファンによる裁判予告
⚖️ 代表ウィーク明けのサンティアゴ・ベルナベウで開催されるラ・リーガ第8節ビジャレアル戦は、単なるリーグ戦の1試合にとどまらず、サポーターがピッチとクラブフロント陣に厳格な判定を下す「裁判所」の様相を呈しています。
直前に行われたメトロポリターノでのアトレティコ・マドリードとのダービーマッチで10人となり1-2の敗戦を喫したレアル・マドリードは、9月段階で首位バルセロナとの勝ち点差が6に広がる厳しい事態に直面しています。モウリーニョ体制下で早くもアトレティコ戦とベティス戦の2敗を喫しており、過去2シーズン連続で主要タイトルを逃しているサポーターの不満は頂点に達しつつあります。
SNSのX(旧Twitter)上では「Pitada en el ベルナベウ: El Bernabéu habla(ベルナベウでのブーイング:ベルナベウが語る)」というハッシュタグや呼びかけが拡散されており、試合前や試合中のプレーに対して厳しいブーイングを浴びせる抗議行動が計画されています。特にターゲットとなっているのがキリアン・エムバペです。フランス代表での怪我離脱中にパリでの夜遊びが報じられたことや、SNSでのサイクリング動画投稿などがサポーターの感情を逆撫でしており、ピッチ上でのパフォーマンスと真のリーダーシップが強く求められています。
モウリーニョ監督は会見でこれらの騒動を「バカバカしい」と切り捨て、『自分の願いは、ベルナベウが公正な判断を下せるスタジアムであってほしいということだ』とサポーターに冷静さを訴えました。しかし、サポーターの不満はピッチ上の選手だけでなく、フロレンティーノ・ペレス会長をはじめとするVIP席のフロント陣にも向けられています。今年5月のオビエド戦でも「フロレンティーノ vete ya(フロレンティーノ辞めろ)」といった横断幕が掲げられた経緯があり、ビジャレアル戦で後味の悪い結果となれば、スタジアム全体が深刻なブーイングに包まれる緊張感に満ちています。(via SPORT)
ベルナベウの地下芝生システム「イポヒオ」の改善と現在地
🌱 近年サンティアゴ・ベルナベウで深刻な課題となっていたピッチの芝生問題について、クラブは地下格納庫システム「イポヒオ(Hipogeo)」の運用改善と新たな芝生の定着により、ついに劇的な決着を見たと考えられています。
過去数シーズンにおいて、ベルナベウでは1シーズンに5回も芝生を張り替えたり、テレビ映りを良くするために緑のペンキを塗って表面を修復したりするような迷走が続いていました。マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督からも『フロレンティーノ会長が次に気にするべきは、昔のように素晴らしい絨毯のようなピッチを作ることだ』と公開批判されるほどの窮地に陥っていました。NFLマイアミ・ドルフィンズ対ワシントン・コマンドーズの試合後にはわずか72時間で芝生の全面張り替えを行う過酷な作業も実施されました。
しかし、今回の改修では地下の構造プレートやハイブリッド縫合ベースの状態が良好であることが確認されたため、土台をそのまま保持した上で、カセレス北部の Tapiz Verde(タピス・ベルデ)農場で数ヶ月かけて丹念に栽培された「RyeBlue Deportivo」という新品種の芝生(ペレニアルライグラス50%+ポア・プラテンシス50%の混合)が敷き詰められました。
かつては選手たちから『開閉式屋根を開けて風や外気を取り入れてほしい』という要望が出されることもありましたが、クラブの造園技術陣がイポヒオ内部での養生環境を最適化したことで、屋根を閉じた状態でも完璧な状態が保たれるようになりました。クラブ側は今シーズン中のさらなる芝生張り替えは一切不要であると自信を見せています。
一方で、スタジアムの収益柱として期待されていた大型コンサートの再開に向けては、構造的な防音補強工事がほぼ完成し、最終的な建築仕上げと公式音響テストの段階に入っています。裁判所からは「騒音問題の法的責任はコンサートの主催者や音響事業者にあり、レアル・マドリードクラブ側にはない」というクラブを後押しする判決が出されました。近隣住民との調和や自治体の規制に対応するため、開演時間を繰り上げるなどの運用変更を視野に入れつつ、イベント事業の完全再開を目指しています。(via MARCA)