生え抜きの右ウイングであるイケル・ベニトがメキシコのケレタロへ移籍金約50万ユーロで完全移籍が合意

⚽ オサスナは夏の移籍市場の締め切りまで残り約半月となる中、トップチームの戦力整理の一環として、下部組織育ちである24歳の右ウイング、イケル・ベニトをメキシコ1部のケレタロFCへ完全移籍させることで正式に合意しました。この移籍に伴い、オサスナはベニトの保有する権利の「50%」を売却する形をとり、その対価として60万ドル(約51万8,700ユーロ、約50万ユーロ以上)の移籍金をメキシコ側から得ることになります。

🇲🇽 契約にはさらに多くの取り決めが含まれており、ケレタロは2027年8月31日までの期間において、残る権利のうち追加で30%をいつでも追加購入できる権利を保有しています。また、オサスナ側は将来的にベニトが別のクラブへ移籍する際の優先交渉権(derecho de tanteo)を手元に残しており、彼の将来のステップアップ時にも移籍市場における一定の影響力と追加の利益を確保できる賢明な契約形態が結ばれました。契約の正確な年数については公表されていませんが、この買い取りオプションの期限設定から、少なくとも2027年までの複数年契約であることが確実視されています。

🏥 2002年8月10日にミランダ・デ・エブロで生まれたイケル・ベニトは、2018年にオサスナが誇る名門育成アカデミーであるタホナルへと入門。そこからフベニール・リガ・ナショナル、ディビシオン・デ・オノール、そしてBチームのオサスナ・プロメサスといったすべての育成段階を順調に駆け上がり、2021/2022シーズンに待望のトップチームデビューを飾りました。その成長過程において、最も過酷とされる右膝の十字靭帯断裂という選手生命を揺るがす大怪我に見舞われましたが、それを驚異的なリハビリと精神力で克服。これまで公式戦19試合に出場し、赤いユニフォームを身にまとって2ゴールをマークしました。

👋 クラブは、限られたスタメンの機会の中でも不平を言わずに取り組み続けた生え抜きアタッカーに対し、惜しみない感謝の意を公式声明に込めて送り出しました。

『オサスナを象徴するタホナルの出身者として、長年にわたり我がクラブのために捧げてくれた彼の素晴らしいプロ意識、および常にチームの手本であり続けた模範的な振る舞いに、心から深い感謝の意を表します。CAオサスナは、イケル・ベニトのサッカー選手としての新たな舞台、そしてこれからの偉大なチャレンジにおいて、最大の幸運と大いなる成功が訪れることを心から祈っています』 (via MARCA)

【本日の総括】

ラ・リーガ開幕を直前に控える中、オサスナはピッチの内外で大きく揺れ動く一日となりました。ビーゴの芝生菌トラブルによる開幕戦の直前延期と、それに対するラ・リーガおよびRFEFの一方的で配慮のないスケジュール決定は、オサスナのサポーターやクラブの誇りを深く傷つけ、月曜日のレバンテ戦から中2日での過酷な遠征移動という極めて不当な試練を課されることになりました。その一方で、移籍市場ではアカデミーが生んだ強き戦士、イケル・ベニトを約50万ユーロでメキシコへ売却して財政的な実利を得るなど、新シーズンの本格的なサバイバル開始を前に、クラブの組織的な整理と闘争心がさらに研ぎ澄まされています。