イケル・ルケ:地元バジェカス出身の若き才能が相思相愛もクラブ内部の不透明な状況が障壁に
アトレティコ・マドリードの下部組織が生み出した21歳の右ウインガー、イケル・ルケの去就をめぐり、ラージョ・バジェカーノが獲得を熱望しているものの、クラブの内部事情によって交渉が立ち往生しています。
ルケは昨シーズンにアトレティコのBチームで大ブレイクを果たし、1部RFEFで37試合4ゴールを記録。シメオネ監督によってトップチームへ引き上げられると、メスタージャでのバレンシア戦で衝撃的なデビューゴールを叩き出しました。現在はファーストチームの韓国遠征に帯同しており、プレシーズンマッチでもそのキレのあるドリブルを披露して評価を高めています。
ルケ自身、地元バジェカス出身であることから、慣れ親しんだ街のクラブであり、子供の頃から憧れていたラージョの赤タスキ(La Franja)を身にまとってピッチに立つことを切望しています。アトレティコ側も、選手の成長のために出場時間が確保できるローン移籍に前向きであり、両者および選手の意思は完全に一致している状況です。
しかし、このロマンチックな相思相愛の移籍を大きく阻んでいるのが、ラージョの内部体制です。現在、本拠地オフィスが位置するパヤソ・フォフォ通り(Calle Payaso Fofó)のラージョのフロント内部では、経営や意思決定のプロセスにおいて『極めて深刻な不確実性と体制の不透明さ』が渦巻いており、この不安定なクラブ状況が具体的な交渉を大きく遅らせています。ルケを巡っては1部の最大8つのクラブが争奪戦を繰り広げており、ラージョがこの内部の混乱を早急に整理して決断を下さなければ、地元の至宝をライバルに奪われる結果を招きかねません。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
ラージョ・バジェカーノは、チェルシーへの電撃移籍が決定したペプ・チャバリアから総額2100万ユーロという歴史的な売却益を手に入れた一方で、フリーとなったムミンのジローナ移籍や、地元出身の逸材イケル・ルケの獲得交渉を巡るフロント内部の不透明な混乱など、移籍市場の最終盤においてチームの屋台骨を揺るがす大きな激動の嵐の中に立たされています。