荒れた開幕戦の戦術分析:右サイドの圧倒的な支配とVARによる一発退場劇

メンディソルサを舞台に行われたヘタフェとの開幕戦は、結果として3-0の快勝となったものの、試合の前半は「フットボールよりもファウルの方が多い」と評されるほど、非常に荒れて停滞した展開となりました。

前半45分間だけで、合計18回のファウルが記録され、3枚のイエローカードが乱れ飛ぶ激しい攻防となりました。前半42分には、ヘタフェのキコ・フェメニアがアラベスのレバシュに対して危険な足裏を見せたタックルを浴びせました。主審は一度は退場を免れさせようと判断したものの、VARの介入によって最終的に一発レッドカードが提示され、ヘタフェは後半のすべてを10人で戦うことを余営業なくされました。

ピッチ内では、前半からアラベスの右サイドに入ったアンヘル・ペレスが、ヘタフェの若い左サイドバックであるダビンチの守備の乱れを突き、何度も突破に成功して攻撃の起点を作り出しました。

後半、ヘタフェのボルダラス監督はダビンチを下げてエースのエネス・ウナルを投入する勝負に出ましたが、これが逆にアラベスの右サイドの攻撃力を活性化させる結果となりました。ヘタフェが左サイドバックにザイド・ロメロを配置すると、アラベスはさらにそのエリアを切り裂きました。

そして74分、マリアノ・ディアスが左サイドから放った正確なクロスに、ペナルティエリア内に走り込んでいたアルゼンチン人センターバックのニコ・テナグリアが、まるでフォワードのような美しいヘディングシュートで合わせて貴重な先制ゴール(1-0)を奪いました。

試合が動くと、一気にアラベスが畳み掛けます。マリアノ自身が力強いドリブルで左サイドを駆け上がり、ペナルティエリア手前で相手ディフェンスのクリアの跳ね返りを拾うと、右足で強烈なシュートをゴール右上の隅へと突き刺して2-0としました。

さらにそのわずか数分後、再びマリアノが左サイドから決定的なアシストを送り、ミケル・ロドリゲスが押し込んで3-0と完勝を収めました。この勝利により、アラベスはリーグ首位に一時的に立つことになり、チームにとってこの上ない自信に満ちたスタートとなりました。(via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)