【レジェンド

かつてセビージャの絶対的なエースストライカーとしてゴールを量産したアルバロ・ネグレドが、現在はセビージャ・アトレティコ(Bチーム)のアシスタントコーチ(第二監督)として着実に指導者としてのキャリアを重ねています。最新のインタビューに応じたネグレドは、自身の将来的な展望について『どこに行き着くかは分からないが、もちろんセビージャを指揮できたら最高だ。他のクラブや海外での監督挑戦にも興味がある。選手時代も海外でプレーすることに何の問題もなかったし、指導者としても門戸を閉ざすつもりはない』と語り、将来的にセビージャのトップチームで指揮を執るという大きな夢を明かしました。

昨季はクラブのフベニールA(U-19)のスタッフを務め、今夏からBチームのコーチに昇格したネグレドは、ディエゴやフアンマら指導陣とともに若手の育成に情熱を注いでいます。若手指導の難しさとやりがいについて『週末の試合でうまく行かなかったとしても、月曜日に練習場へ戻ってきた若い選手がモチベーションを失わないようにすることが極めて重要だ。自分が間違っていたのではなく監督が間違っていたと思い勝ちになる若手に対し、より努力を重ねて成長し続ける必要性を理解させなければならない』と熱弁しました。さらに現場ならではの実効的な苦労として『練習開始のわずか10分前にトップチームから3〜4人の選手が召集され、準備していたトレーニングメニューを即座に全て変更して人数に合わせなければならない状況が日常的に発生する。自分にとってこうした経験は素早い意思決定を学ぶ絶好の機会となっており、大いに楽しんでいる』と語り、指導者として日々成長を実感している様子を明かしました。

現役時代にピッチ上で築いた素晴らしい連携についても回想し、ヘスス・ナバスとはセビージャで4年、マンチェスター・シティで1年の計5年間をともに過ごし特別なラインが存在したことや、イヴァン・ラキティッチも常にFWの動き出しを見逃さずにパスを供給してくれたことを振り返りました。中でも特別な感情的絆で結ばれていたのが故ホセ・アントニオ・レジェスであり『彼がボールを持った瞬間、前に向かって走れば必ず絶妙なパスが出てくると分かっていた。ピッチ上での抜群の理解力だけでなく、人間的にも強い感情的な繋がりがあり、特にセビージャでともに過ごした時期には絶大なサポートをしてくれた』と懐かしみました。

また、かつて2年間所属したバレンシアCFの最大株主であるピーター・リムに対しては強い懸念と批判を展開しました。『クラブを購入しオーナーになるのであれば、常にクラブの近くにいて深く関与すべきだ。バレンシアでの2年間でピーター・リムの姿を見たのはたったの1〜2回だった。まるで「玩具を買って飽きたから放置し、誰かに管理させる」かのような印象を受けた。これほど多くのファンや人々を巻き込む歴史あるクラブを放置することは決して許されない。バレンシアがこの苦しい状況から抜け出せることを心から願っている』と熱く語り、元所属クラブへの愛と現状への憤りを露わにしました。(via MARCA)