本拠地バジェカスの使用禁止とブタルケへの追放、異例の仮住まいが招いたファンの大反発
ピッチ外のクラブの運営体制をめぐり、ラージョとサポーターの間で深刻な対立が極限に達しています。今シーズンのホーム開幕戦となるアラベス戦ですが、我々の「我が家」であるエスタディオ・デ・バジェカスではなく、レガネスの本拠地エスタディオ・ムニシパル・デ・ブタルケでの開催を余儀なくされました。
事の発端は、スタジアムの所有者であるマドリード州政府が、約4週間前にバジェカス・スタジアムの使用不可および閉鎖を決定したことです。州政府はスタジアムの全体的な老朽化に加え、清掃や快適性の問題だけでなく、「観客の安全や衛生面に関わる重大な欠陥、法的基準に対する著しい違反行為」があることを公表しました。ラージョのフロント陣と州政府による維持管理をめぐる対立は泥沼化しており、州政府が直々にメンテナンス作業を主導する異常事態となっています。
クラブは9月16日のエスパニョール戦でのバジェカス復帰を目指して清掃や修理を行っていますが、最終的な使用許可を下すのは州政府であり、先行きは見通せません。また、スタジアムを一時的に貸し出したレガネス側も「今回の貸出はあくまで特例的かつ一時的なものであり、ブタルケをラージョの第二の家にすることは一切認めない」と強く主張しています。
この「スタジアムからの追放劇」に激怒したラージョのサポーターは、ブタルケへの移動をボイコットする運動を展開しました。結果として、15,000人近くを収容できるブタルケに足を運んだラージョファンは、わずか4,280人という寂しい数字にとどまりました。スタジアムのVIP席(パルコ)にラウル・マルティン・プレサ会長が姿を現すと、集まったファンからは一斉に地鳴りのような大ブーイングと「プレサ、今すぐ出て行け」の激しい大合唱が送られ、不穏な空気に包まれました。なお、この試合ではアウェイのアラベス側役員も、ファンへのビジター用チケットが十分に割り当てられなかったことに抗議して、VIP席での観戦を完全にボイコットする事態となりました。(via ElDesmarque)