ダニ・アビラ 重傷を克服し首位Bチームへ完全復帰
FCバルセロナのラ・マシアで育った2007年生まれのセントラルミッドフィールダー、ダニ・アビラが、3年間に及ぶ絶望的な怪我の試練を乗り越えてバルサ・アトレティックの全体練習へ完全復帰を果たした。かつてラミン・ヤマルとピッチ上で最高の連携を見せていた天才ゲームメーカーであり、首位を快走するBチームにさらなる戦術的深みをもたらす存在として脚光を浴びている。
チミ・アビラにとっての過去3年間は、度重なる怪我とリハビリに費やされた過酷な日々の連続だった。カデテからフベニールへの重要な成長期にフィジカルトラブルが相次ぎ、長期離脱でプレーの継続性を完全に奪われたためだ。しかしバルセロナのスポーツ部門は、彼の抜群の戦術眼と中盤での展開力を信頼し、今夏に2028年までの2年間の契約延長をオファーしたという。
ジュリアーノ・ベレッティ監督が指揮を執るバルサ・アトレティックは、今季開幕から5勝1分と無敗を守り、13得点1失点という圧倒的な成績で2部RFEF第2グループの首位を独走している。そうした完璧なチーム状況の中、チミ・アビラの復帰は中盤の構成力をさらに引き上げる朗報となった。同じく足首の負傷から1ヶ月半ぶりに戻ってきた「10番」のエブリマ・トゥンカラや、エクアドルのLDUキトから買い取りオプション付きで加入した18歳の左サイドバック、ホスエ・カイセドとともに、チミ・アビラもまた実戦復帰への準備を着々と整えている。
チミ・アビラが誇る最大の強みは、中盤の底からゲームのテンポを正確にコントロールする優れた展開力と、絶妙な位置取りで相手の攻撃を摘み取る戦術眼だ。かつてラミン・ヤマルとともにパスを回していた頃と変わらぬサッカーIQの高さは健在であり、長期間の離脱によって培われた強い精神力と肉体の強さが、彼のプレーに新たな深みを与えている。
つまり、クラブが彼に贈った2028年までの新契約は、単なる救済措置ではなく、将来のトップチームを見据えた真の期待値の表れだったということだ。どれほど過酷な怪我に見舞われようとも、確かな技術と強い意志を持つ若者を決して見捨てないラ・マシアの育成理念が、チミ・アビラの完全復帰という形で結実した。ベレッティ監督の戦術に再びフィットし、Bチームの昇格劇を牽引する存在になれるかが今後の焦点である。 (via SPORT)