カルロス・デ・ロア トップチーム練習抜擢でデビュー迫る

レアル・ベティス下部組織で育成中の左サイドバック、カルロス・デ・ロアがトップチームのトレーニングに抜擢された。代表活動で主力選手が負傷離脱したため、マヌエル・ペジェグリーニ監督から直接指名を受けオサスナ戦の招集候補へ急浮上している。この抜擢により、1部デビューの現実味が帯びてきた状況だ。

今回の練習抜擢の直接的な契機となったのは、ドミニカ共和国代表の試合で左サイドバックのジュニオル・ポルポが負傷したことだった。アイトール・ルイバルも負傷調整中という手薄なチーム事情に対し、ペジェグリーニ監督はBチームやユース年代で際立った安定感を見せていたデ・ロアに白羽の矢を立て、今週の主軸トレーニングへ参加させる決断を下したのだ。

今夏の移籍市場では、デ・ロアを巡って熾烈な争奪戦が繰り広げられていた。フランス1部のストラスブールやイタリアのレッチェから打診が届いたほか、スペイン2部のコルドバからも期限付き移籍のオファーが提示されたという。しかし、ベティス側は彼を将来のクラブを背負う重要な資産と位置付けて放出要求を退け、本人も成功を第一に考えて留まる道を選んだ形だ。

クラブと選手の間では、1部昇格を目指すベティス・デポルティボで実戦経験を積ませる育成プランが結ばれていた。そのため、トップチームの練習へも定期的に引き上げる方針だ。一方で、他クラブの関心を集めたジャン・エマニュエル・ンゴランと同様に、生え抜きの才能へ明確な昇格ルートを用意する姿勢を貫いているという。

この動きが意味するのは、今夏にクラブと交わした成長の約束が想定以上の速さで実戦の舞台へと繋がったということだ。国外クラブからの魅力的なオファーを断って残留したデ・ロアの選択は正しく、自力で1部リーグへの門扉をこじ開けつつある。名将ペジェグリーニの下でチャンスを掴み取り、手薄な左サイドバックの位置で定着を果たせるかが今後の焦点だ。 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)