プレシーズンマッチ: Pau FC戦 新たな大勝で好発進

プレシーズン第2戦となるフランス2部のPau FCとの親善試合がペララーダの市営スタジアムで行われ、エスパニョールが4-0で快勝した。観客数は623人で、アラン・ペイス会長や、かつてエスパニョールを指揮し1988年にUEFAカップ決勝に導いたハビエル・クレメンテ元監督も観戦に訪れた。

マノロ・ゴンサレス監督は、前回のオロト戦(0-3で勝利)からスタメン6人(ルベン・サンチェス、イノホ、バウザ、ジョフレ、ペレ・ミジャ、キケ・ガルシア)を継続起用し、ハビ・エルナンデスをキケ・ガルシアのサポート役に据えた。試合は序盤からエスパニョールがペースを握る展開となった。

開始わずか3〜4分、キケ・ガルシアのアシストからラファ・バウザがペナルティエリア内で相手マーカーをかわし、ファーポストへ冷静に流し込んで先制点を奪う。直後にポル・ロサノの危険なボールロストからピンチを迎えたが、ここはGKフォルトゥーニョの好セーブで凌いだ。

その後もジョフレの右サイドからのクロスを軸に攻め立て、前半7分にはフォルトゥーニョのロングフィードからキケ・ガルシアがGKと1対1になる場面を作るなど主導権を握り続ける。そして前半終了間際の43分、ジョフレの正確な右クロスにキケ・ガルシアが頭で合わせて追加点を奪った。

後半に入るとややペースが落ち、後半12分には相手のシュートをGKドミトロビッチが指先で触りクロスバーに当たるという危険な場面もあった。しかし、後半15分に大幅なメンバー交代(ドミトロビッチ、カブレラ、ウルコ、ハルトマン、オマル、モカルド、エドゥ・エスポシト、ドラン、カラトラバ、マルコス・フェルナンデス、ロベルト・フェルナンデスを投入)を行うと、再び試合を支配する。この際、本職ではないウルコが急造センターバックとしてカブレラと組むテストも行われた。

後半28分、カラトラバのコーナーキックをカブレラが相手ディフェンスより先に頭で合わせて3点目。さらに後半35分にはドランのクロスからマルコス・フェルナンデスがヘディングでネットを揺らし、4-0で試合を締めくくった。バウザとマルコス・フェルナンデスはプレシーズン2戦連続のゴールとなる。

チームはこれで2試合連続の無失点と大勝を記録。次戦は土曜日の10時30分からサバデルと対戦し、その後はイギリスへ渡って姉妹クラブであるバーンリーとの試合が控えている。 (via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA / Esport3)

ラファ・バウザの飛躍: エスパニョール定着への強い決意

ミランデスでのローン移籍(38試合で3ゴール4アシストを記録、プロデビュー年)から復帰した21歳のMFラファ・バウザが、プレシーズンで大きなサプライズとなっている。モンチゼネラルスポーツディレクター(GSD)やマノロ・ゴンサレス監督からの信頼も厚く、Pau FC戦でもスタメン出場し、見事な先制ゴールを決めた。

試合後、バウザは自身の成長とチームへの思いを熱く語っている。

『ミランデスでの1年は選手として成長する助けになりました。今はプレシーズンに集中し、常に成長し続けることが大切です』

また、得点力の向上については次のように明かした。

『幸運なことに、課題だったゴール前での決定力がついてきました。マノロ監督からは、引き続きペナルティエリア内に進入し、ゴールを狙うように言われています』

監督の戦術と自身の役割については、手応えと柔軟性をアピールしている。

『監督が中盤の選手に求めているのは、ボールを保持し、ピッチ上で良いポジションを取り、細部にこだわることです。今日の試合ではそれが反映されていたと思います』

『どちらのポジションにも適応できます。両方のペナルティエリアを行き来するボックス・トゥ・ボックスの役割も好きですし、よりポジションを固定した「6番」の役割でも全く問題ありません』

2028年までの契約を結ぶバウザは、エスパニョールでの成功を強く望んでおり、力強い言葉で締めくくった。

『私は常にここにいたいです。ここは私にとって家のような場所で、ここにいられることをとても幸せに思っています。だからこそ、ここに残るために自分の力でできることは全てやるつもりです』 (via Mundo Deportivo)

マノロ・ゴンサレス監督の構想外リスト: 放出候補の5選手と現状

プレシーズンマッチの起用法から、マノロ・ゴンサレス監督の構想外となっている5選手が明確になった。クラブは新戦力獲得のための給与枠を空けるべく、モンチGSD主導で彼らの放出先を探している。Pau FC戦でも彼らは一切起用されなかった。

・ミゲル・ルビオ、ホセ・グラゲラ、ホセ・サリナス(招集外)

3選手ともセグンダのクラブから高い評価を得ているが、ミゲル・ルビオとホセ・グラゲラは高額な年俸がネックとなっている。ホセ・グラゲラにはブルゴスCFが関心を示しており、成立に向けて選手とクラブの歩み寄りが行われている。一方、サイドバックのホセ・サリナスは移籍の障壁が低く、マラガCFなどがプリメーラから関心を寄せている。

・パブロ・ラモン、アントニウ・ロカ(ベンチ入りも出場なし)

センターバックのパブロ・ラモンは純粋な戦術的理由(監督の好みではない)により構想外となっている。フェルナンド・カレロの退団で同ポジションが手薄な状況にもかかわらず、監督は本職ではないウルコやBチームの選手をセンターバックとしてテストしてでも彼を起用しなかった。

若手ウイングのアントニウ・ロカについては、クラブは将来性を高く評価しているものの、経験を積ませるために単純なローン移籍先を探している状況である。 (via ElDesmarque / Mundo Deportivo)

移籍・噂: ミゲル・ルビオにオビエドが関心も年俸がネックに

構想外となっている28歳のセンターバック、ミゲル・ルビオに対し、レアル・オビエドが獲得に向けた打診を行っている。オビエドはディフェンダーがダビド・コスタスとダニ・カルボしか残っておらず、補強を急いでいる状況だ。

しかし、ルビオの現在の年俸はプリメーラ基準であり、セグンダのオビエドが負担するのは極めて困難である。移籍実現には選手側の大幅な減俸受け入れが不可欠となるが、ルビオ自身はプリメーラの他クラブからのオファーを待つ姿勢を見せている。

ルビオは身長1.91mで空中戦や対人守備に優れる反面、オープンスペースでの守備や反転の遅さに課題があるとされている。ヘタフェのカンテラ出身で、2022年にグラナダへ移籍し、昨年フリートランスファーでエスパニョールに加入した。2028年までの契約を結んでいるが、昨季は14試合の出場で1ゴールにとどまっていた。 (via ElDesmarque)

移籍・契約: カルロス・ロメロのローン期間満了による退団

エスパニョールで2年間をローン移籍で過ごしたカルロス・ロメロの退団が確定した。同選手は所属元のビジャレアルへ復帰しており、この復帰は5月29日の時点で正式に発表されている。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

プレシーズンマッチでPau FCに4-0と大勝し、若手のバウザが2戦連続ゴールで存在感を放つなど、チームは順調な仕上がりを見せています。一方で、新戦力獲得に向けてマノロ・ゴンサレス監督の構想から外れた5選手の放出作業が急務となっており、フロントの腕の見せ所となっています。