フェルミン・ロペスの負傷と手術

17日にSpotify Camp Nouで行われたベティス戦の前半終了時、フェルミン・ロペスは右足第5中足骨を骨折し、アレハンドロ・バルデと交代しました。バルセロナ病院にて、アントニ・ダルマウ・コル医師の執刀およびリカルド・プルナ医師が率いるクラブ医療サービスの監督のもと、成功裏に手術が行われ、翌日には退院しています。

外傷・整形外科医のペドロ・ルイス・リポル医師は、この骨折が足への負荷分散が不十分なことによる機械的ストレス、もしくは足首の急なひねりによって生じると解説しています。若い選手であるため、ネジを挿入して骨片を圧迫し、より早い可動性を確保する手術が最も適切であると判断されました。

離脱期間は2〜3ヶ月となり、アメリカ・メキシコ・カナダで開催されるワールドカップの欠場が確定しました。プレシーズンも欠場する見込みですが、リーガ開幕頃の復帰を目指しています。手術後、バルセロナで数日過ごしたのち、故郷のウエルバ県エル・カンピージョで家族と過ごしながら、クラブの専門スタッフの監視下でリハビリを行う予定です。

ペドリはアディダスのイベントにて『昨日彼と一緒にいたが、とても落ち込んでいた。ワールドカップを逃すのは気分のいいものではない。将来多くのものをもたらしてくれる選手なので、早く回復してほしい。全員にとっての痛手だ。彼とはとても仲が良く、一緒にいてほしかったが、サッカーは時に残酷だ。早い回復を願っている』とエールを送りました。

また、エル・カンピージョにいる祖母のロリさんは涙ながらに『今日は気分が落ち込んでいる。小さい頃から勇敢だったから、今こそもっと勇敢にならなければいけないと伝えた。ワールドカップのために彼のためにできることは何でもする。たくさんのキスを送るわ、おばあちゃんはあなたを見守っているから、すべて上手くいくように』と語っています。

(via SPORT, ElDesmarque, Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)

ジョアン・ペドロらストライカー獲得の動向

チェルシーで今季20ゴール9アシストを記録し、クラブの最優秀選手に選ばれたジョアン・ペドロですが、ブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は彼をワールドカップのメンバーから外しました。アンチェロッティ監督は『ジョアン・ペドロとアンドレイ・サントスは若く、次のワールドカップのプロジェクトに入っている。欧州での活躍を思えばリストに入るに値したが、他の選手を選んだ。彼には申し訳ない』と理由を説明しています。

これを受け、ジョアン・ペドロは自身のSNSで『常にベストを尽くそうとしてきた。残念ながら国を代表してワールドカップに出場する夢は叶わなかったが、いつものように冷静で集中している。喜びもフラストレーションもサッカーの一部。これからはそこにいる全員の幸運を祈り、6度目の優勝を国にもたらすよう応援する1人のファンになる』と発信しました。

このワールドカップ落選は、ストライカーを探すFCバルセロナにとって有利な展開となります。デコSDとハンジ・フリック監督は彼をプランAとして獲得を熱望しています。チェルシーはワールドカップでの活躍による価値高騰(8000万〜1億ユーロ)を狙っていましたが、その可能性が消滅したため、7000万ユーロ程度での獲得交渉が可能になると見られています。デコSDはバルセロナのホテルで代理人のアリ・バラト氏と会談を行いましたが、これは定期的な情報交換の範疇とされています。

一方で、フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)は移籍金が1億5000万ユーロに達し、アーセナルやPSG、アトレティコ・マドリードも関心を寄せているため獲得は困難です。代替案として、シティでハーランドの控えに甘んじているオマル・マルムシュ(元フランクフルト、移籍金7500万ユーロで加入)や、同じくワールドカップ落選となったアヤックスのミカ・ゴッツの名前も挙がっています。

(via SPORT, ElDesmarque)

レヴァンドフスキの退団とチームへの別れ

ロベルト・レヴァンドフスキは6月30日の契約満了をもって退団することが決定し、ベティス戦でカンプノウのファンに別れを告げました。バルセロナでの4年間で3度のリーガ、1度の国王杯、3度のスーペルコパを獲得した彼は、PSGへの移籍が噂されています。

最後のトレーニング後、レヴァンドフスキは涙を流しながらチームメイトに対し『君たちはもうチャンピオンズリーグで優勝する準備ができている』と語り、自身のカンプノウでのレガシーを誇りに思うと伝えました。その後、キャプテンのロナルド・アラウホとフリック監督がチームを代表して感謝のスピーチを行いました。

ペドリも『彼はレジェンドとして去る。時代を築き、山ほどのゴールを決めた。バルサがタイトルから遠ざかっていた難しい時期に来て、勝者として去ることに感謝しなければならない。彼は僕らに練習や取り組み方を教えてくれた』と最大限の敬意を表しています。

(via SPORT, MARCA, Esport3)

バストーニ獲得交渉の停滞

インテル・ミラノに所属する27歳の左利きセンターバック、アレッサンドロ・バストーニの獲得交渉は現在ストップしています。インテル側が7000万ユーロ以上を要求しており、FCバルセロナの財政状況では対応が厳しいためです。

また、フリック監督はジェラール・マルティンが左利きCBとして好パフォーマンスを見せ、エリック・ガルシアも成長していることから、バストーニの獲得を最優先事項とは考えていません。シュロッターベックなどの選択肢も検討されていました。

移籍金を下げるためにロナルド・アラウホを取引に含める案も浮上しましたが、アラウホ本人が残留を強く希望しており、フリック監督やデコSDも彼の残留を望んでいるため、公式な交渉には至っていません。

(via SPORT, MARCA)

ガビの復活と独占インタビュー

大怪我から復活を遂げたガビは、3度目のリーガ優勝とワールドカップ出場への意気込みを語りました。ベティス戦ではペドリとともにインテリオールとしてプレーし、マルク・ベルナルがアンカーを務める4-3-3の布陣で中盤を牽引しました。

ガビはインタビューで『怪我もあって難しいシーズンだったけど、復帰して最高の気分だ。マドリードとのクラシコで、カンプノウでファンと一緒にリーガ優勝を祝えるなんて、これ以上のことはないよ。エスパニョールにマドリードが勝って、僕らのホームで優勝を決めたかったんだ』と喜びを露わにしました。

マドリード方面からの批判については『マドリードはいつも僕らのタイトルを見下そうとするけど、気にする必要はない。下部組織出身の選手たちと一緒に、ほとんど補強なしで2連続のリーガ優勝を果たしたことには大きな価値がある』と一蹴。新加入選手に対しても『スター気取りや見下すような態度の選手は来てほしくない。チームのために全力を尽くすことが一番大事だ』と要求しています。

レアル・マドリードのバルベルデとチュアメニの乱闘騒動については『トレーニング中に少しぶつかるのは普通だけど、殴り合いになったのなら、監督は試合に出すべきじゃないと思う。ただ、本当のことは分からないけどね』と自身の見解を述べました。

フリック監督に対しては『僕が怪我から復帰した時も盲目的に信頼してくれた。彼にはとても感謝しているし、僕にとっては父親のような存在だ』と語り、監督もまた『怪我から復帰して以降、彼はチームの心臓だ。トレーニングのレベルも上がった。将来素晴らしいキャプテンになるだろう』とガビを絶賛しています。ワールドカップに向けては『僕はずっとそこに行くことを望んでいる。かなり苦しんだけど、この1ヶ月は素晴らしいレベルでプレーできたし、チームに貢献できた。ワールドカップに行けたらいいな』と意欲を見せました。

(via Mundo Deportivo, SPORT)

ジョアン・ガルシアのインタビュー

昨夏エスパニョールから加入し、1年目でリーガとスーペルコパを制覇したジョアン・ガルシアは、15回のクリーンシートを達成してサモラ賞(最小失点GK賞)獲得に迫っています。

フロレンティーノ・ペレス会長が「バルサが7つのリーガを盗んだ」「今季16〜18ポイントを奪われた」と発言したことに対し、ガルシアは『リーガの全試合を見た人なら、その言葉が事実ではないと分かる。僕らは落ち着いているし、クラシコの後に受け取ったカップに満足している』と反論しました。

サモラ賞については『誇りに思うべき賞だ。チームメイトも僕を助けなきゃいけないと分かっているよ』と笑顔を見せ、チャンピオンズリーグでの課題については『ただ待っていてもタイトルは来ない。ディテールを改善し、プロセスを信じる必要がある。アイデンティティを失わず、時には守備から試合をコントロールするバランスを見つけることが大事だ』と分析しています。

移籍の背景については『フリック監督と話して、彼が本当に僕を必要としていると感じたことが移籍の決め手だった。バルサでプレーする重圧はワールドカップに一番近い。監督が見てくれていることは助けになる。ワールドカップに行くのは最高のことだ』と代表への思いを語りました。代表のライバルであるダビド・ラヤ、アレックス・レミロ、ウナイ・シモンを称賛しつつ、チームメイトのシュチェスニーとの良好な関係も明かしています。

(via SPORT, Esport3, Estadio Deportivo)

エリック・ガルシアの多才さと監督の評価

エリック・ガルシアは今季3,893分出場し、フリック監督の下でフィールドプレーヤーとして2番目の出場時間を記録しました。全56試合中50試合に出場(うち46試合に先発)し、センターバック、左右のサイドバック、守備的MFとあらゆるポジションをこなし、1ゴール2アシストの成績を残しています。

フリック監督は彼の貢献度を高く評価し、『彼がもたらすレベルは信じられない。バルサを非常に高いインテンシティで生きている。ロッカールームで非常に重要で、将来素晴らしいキャプテンになれると確信している。チームのために生きる、偉大なプロフェッショナルだ』と絶賛しています。

(via Mundo Deportivo)

ラミネ・ヤマルのプライベートな話題

ギリシャのザキントス島で、ラミネ・ヤマルが21歳のインフルエンサー、イネス・ガルシアと手をつないで歩いている動画がSNSで拡散されました。二人はバルセロナのレストランで食事をしている姿も目撃されており、新たな交際が噂されています。

(via MARCA)

クリステンセンの契約延長問題

クルゼイト靭帯の重傷で今季の大半を欠場したアンドレアス・クリステンセンは、今夏で契約が満了します。FCバルセロナは、現在の半額の給与で「1年+目標達成で自動延長1年」という契約延長オファーを提示しており、その回答期限が残り1週間に迫っています。

クリステンセン側はこのオファーを不十分とみなしていますが、バルサは条件を再交渉しない構えを見せています。このまま合意に至らなければ、6月30日をもってフリーエージェントとなります。

(via ElDesmarque)

ラッシュフォードらレンタル選手の去就

マンチェスター・ユナイテッドからレンタル中で14ゴール12アシストを記録したマーカス・ラッシュフォードは、3000万ユーロの買取オプションの期限が来月に迫っています。彼はバルサ残留のために減俸を受け入れる姿勢を見せており、クラブは減価償却を分散させるための5年契約や、再レンタルに向けた交渉を進めています。

アル・ヒラルからレンタル中のジョアン・カンセロについても、バルサは残留を希望しています。契約は2027年まで残っているため、アラビアのクラブとの交渉が必要です。

モナコへレンタル中のアンス・ファティは直近3試合で3ゴールと好調を維持しています。モナコは1100万ユーロの買取オプションを行使したい意向ですが、ファティ自身はバルサ復帰を最優先しており、まだ承諾していません。

また、セルタが昨夏6000万ユーロで買い取ったイライクス・モリバには、アストン・ヴィラやブライトンが2000万〜2500万ユーロで獲得を狙っています。バルサは彼がセルタに買い取られた際に60万ユーロを得ましたが、今回の移籍では利益を得ることはありません。

さらに、エリック・ガルシアのサイドバックへの適応などにより、財政難のバルサはアレハンドロ・バルデとジュール・クンデのどちらかを売却する可能性があると分析されています。

(via Mundo Deportivo, SPORT)

カンテラ・若手選手の動向

バルサ・アトレティクのダニ・ロドリゲスは、怪我からの復帰が目前に迫っていましたが、無念の再発によりさらに3〜5週間の離脱を余儀なくされました。チーム内ではメディカルスタッフの管理に対する不満の声も挙がっています。

同じくバルサ・アトレティクのアジズ・イサとダビド・オドゥロは、ガーナA代表に招集されました。ビザの問題をクリアし、メキシコでの親善試合に向けて出発しており、ワールドカップのメンバー入りの可能性も残されています。

ポルトからユトレヒトにレンタル中で13試合3ゴール3アシストを記録したアンヘル・アラルコンは、ユトレヒトが200万ユーロで保有権の50%を買い取り、2029年までの完全移籍契約を結びました。バルサとポルトはそれぞれ25%の権利を保持し、将来の移籍金収入を見込んでいます。

昨夏1030万ユーロでレンヌへ移籍したミカ・フェイは、クレモネーゼ(イタリア)へレンタルされましたが、今季8試合250分しか出場できず、市場価値は500万ユーロに半減しました。バルサは将来の売却益の30%と2500万ユーロの買い戻しオプションを持っていますが、現時点で利益を得たのはバルサのみという状況です。

(via SPORT, Mundo Deportivo)

ラ・リーガ「1:1ルール」への復帰見通し

ラ・リーガのコーポレート・ゼネラルディレクターであるハビエル・ゴメス氏が、FCバルセロナが今夏の移籍市場で「1:1ルール」(売却額と同じ額を補強に使える規則)に復帰することを示唆しました。

これは、VIPボックスの7000万ユーロ以上の売上が監査で承認されたこと、新スタンドのオープンによる年間約8300万ユーロの収入増、そしてレヴァンドフスキの退団による高額給与および減価償却費の解放などが要因となっています。これにより、バルサは市場で正常な補強オペレーションを行える見通しです。

(via SPORT, MARCA, Esport3, ElDesmarque)

2026-27シーズン第4ユニフォームのリーク

2026-27シーズンのFCバルセロナ第4ユニフォーム(限定版)のデザインがリークされました。ライトベージュを基調とし、ダークネイビーとえんじ色を組み合わせたデザインは、2000年代初頭のゴールドユニフォームを彷彿とさせます。

前面にはマットオパールカラーの背景にサン・ジョルディの赤い十字架が描かれており、カタルーニャのアイデンティティを強く押し出したデザインとなっています。正式発表は2027年初頭に予定されています。

(via SPORT)

フロレンティーノ・ペレス会長の発言への対応

レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が「バルサが7つのリーガを盗んだ」「今季16〜18ポイントを奪われた」と発言したことに対し、FCバルセロナは公式SNSで声明を発表しました。

クラブは『フロレンティーノ・ペレス氏の記者会見での発言および非難について、当クラブの法務部門が慎重に調査している。現在分析中であり、今後の対応を検討している。適切な時期に、方針および決定事項を報告する』と述べています。

(via Estadio Deportivo)

スポティファイ・カンプノウの工事進捗

17日のベティス戦を終え、スポティファイ・カンプノウのスタジアム改修工事が本格化しています。現在、クレーンを使用して巨大な屋根を支える梁の構造物を設置する作業が急ピッチで進められています。屋根の設置には約4ヶ月を要し、2027年の夏には完了する予定です。

(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

フェルミン・ロペスの負傷離脱という悲報と、レヴァンドフスキの感動的な退団が交錯する一日となりました。一方で、ジョアン・ペドロ獲得への期待やラ・リーガの「1:1ルール」復帰の明るい兆しが見え、来季に向けた再建の歯車が力強く回り始めています。若手の台頭と新たなストライカーの補強で、バルサの未来は輝きを増していくことでしょう。