実戦から8ヶ月の空白!崖っぷちで電撃登録されたクラブ最高額FWラウル・デ・トマスの波乱に満ちた現状

移籍市場の土壇場でサプライズとして登録手続きが行われたフォワード、ラウル・デ・トマスが、ベニャト・サン・ホセ監督の指揮下でトップチームに正式合流しました。誰もが戦力外と考えていた状況からの電撃的な登録となりましたが、ここに至るまでの彼の経緯は波乱に満ちています。

2026年に入ってからのデ・トマスは苦難の連続でした。昨夏にカタールのアル・ワクラSCへレンタル移籍したものの、冬の移籍市場の期間中に不運な怪我に見舞われ、今年2月に契約を解除。最後の公式戦出場は2026年1月7日まで遡り、実質的に8ヶ月もの間、実戦の舞台から完全に遠ざかっています。プレシーズンの初日には召集されていたにもかかわらず姿を見せず、遅れて合流した後もクラブが移籍先(完全売却)を模索していたため、チームメイトとは隔離された状態で単独での練習を余儀なくされていました。しかし最終的に移籍先が見つからず、2027年までの契約を残す中で選手登録から除外されて宙に浮く(放置される)事態を避けるため、クラブは期限直前に彼をファーストチームに登録せざるを得ませんでした。今シーズン終了時に契約満了となる彼にとって、これがまさにバジェカスでの「最後のチャンス」となります。

デ・トマスは2022年にクラブ史上最高額となる1100万ユーロで加入した歴史的な存在ですが、第2期となるバジェカスでの日々は、50試合に出場してわずか6ゴールと期待を大きく下回る結果に終わっています。さらに2024年12月には「一般的な病気」を理由に休職し、約3ヶ月間にわたってチームから離脱したこともありました。現在3試合を終えて勝ち点1にとどまり降格圏に沈むラージョにおいて、この高給取りのストライカーが再び価値を証明し、チームを救うことができるのか、ベニャト・サン・ホセ監督のもとでの挑戦が始まります。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

ラヤン・ベライドという未来のスター候補を5年契約で完全獲得した明るいニュースの一方で、ラウル・デ・トマスの電撃合流という不透明なギャンブル、そしてマドリード州政府との泥沼化がさらに深まったスタジアム問題など、ピッチ内外で激震が続いています。今週末のラシン戦が代替地ブタルケで行われることが確定する中、一刻も早いスタジアム監査の完了とバジェカスへの帰還が待たれます。