2025/26シーズン全選手&監督の通信簿と去就予想
📊 セビージャの2025/26シーズンは苦難の連続であった。降格したマジョルカとわずか1ポイント差での辛くも残留という結果であり、19敗というリーグ戦の半分を落とす惨状だった。最終盤でラモン・サンチェス・ピスフアンでの2勝を含む3連勝を飾ったことが救いとなったが、シーズンを通じた各選手と監督の評価は厳しいものが多い。
🧤 【ゴールキーパー】
・オディッセアス・ヴラホディモス (9点): 残留の最大の立役者。平均を遥かに上回るレベルでゴールを死守し、ジローナ戦でのストゥアーニのPKストップは決定的だった。アントニオ・コルドンSDの最高の置き土産であり、退団の可能性もあるが、彼のセーブがなければ今のセビージャはなかった。
・オルヤン・ニーランド (3点/5点): 加入3年目だが公式戦出場はわずか7試合。ヴラホディモスの加入と自身の不安定なプレーで完全にベンチ要員となった。セルタとの最終戦でも彼らしいミスを披露。ノルウェー代表としてW杯へ向かうが、今夏での退団が濃厚。
🛡️ 【ディフェンダー】
・キケ・サラス (8.5点): 守備陣の絶対的リーダーへと成長。闘志と予測能力に優れ、スピードの欠如を戦術的なポジショニングで完璧に補った。ビジャレアル戦やジローナ戦では得点も記録。
・アンドレス・カストリン (7.5点/7点): アルメイダ監督下では国王杯でのミスにより干されたが、ガルシア・プラサ監督の下で復活。エスパニョール戦のゴールは残留への決定的な一撃となり、来季のトップチーム定着に値する見事な終盤戦を見せた。
・オソ (7点): クリスマス前に台頭し、今季最大の発見となった。他の誰よりも精度の高いクロスを供給し、24試合で2ゴールを記録(ビジャレアル戦のゴールは超重要)。ガルシア・プラサ監督の下で左サイドに定着した。
・ホセ・アンヘル・カルモナ (5点/6点): 38試合に出場したが、13枚のイエローカードは多すぎる。ガルシア・プラサ監督の下で右サイドに定着したが、よりシンプルにフィジカルを活かすプレーに専念すべき。
・フアンル・サンチェス (5点): 夏のナポリとの移籍騒動が影響したのか、目立たないシーズンに。アラベス戦での早い時間の退場が痛恨。サイドバックよりもウイングの方が快適そうに見え、終盤はスタメンを失った。
・セサル・アスピリクエタ (5点/6点): 今季限りでの現役引退を発表。負傷に悩まされ出場時間は限られたが、ベンチからは第二の監督として振る舞い、ロッカールームで類まれなリーダーシップを発揮した。
・ガブリエル・スアソ (4.5点/5点): 経験をもたらすはずが、ジローナ戦でのPK献上など不安定なプレーが目立った。一時はオソにポジションを奪われた。
・マルカオ (3点/4点): アルメイダ監督の重用で復活の兆しを見せたが、出場停止と長期離脱により12月でシーズンを終えた。リーグ戦940分の出場にとどまり、負債となっている。
・ラモン・マルティネス (2点): 前半戦に3試合出場したがレベルに達せず、冬にレアル・バジャドリードへ移籍。
・ファビオ・カルドソ (1点/2点): コルドンSDの奇妙な補強。わずか4試合、298分間の出場で貢献度はゼロ。アノエタでのPK献上しか記憶にない。2028年まで契約があるが、放出が必須。
・タンギ・ニアンズ (0点): クラブ史上最悪の補強の一つ。オビエド戦で致命的なミスを犯し、その後は全くプレーせず。夏に減給にも応じず、ピッチ内外でチームの負担となっている。
・フェデリコ・ガットーニ (0点): アラベス戦でのわずか10分弱の出場のみ。完全な失敗補強。
⚙️ 【ミッドフィールダー】
・ネマニャ・グデリ (6点): セビジスモが主導権を握った際のファンへの熱いスピーチが記憶に残る。34歳ながらCBとピボーテで37試合に出場し、アトレティコ戦でのゴールは極めて重要だった。6月で契約が切れるが、更新に向かっている。
・ジブリル・ソウ (6点): 公式戦5ゴールを挙げ、チーム内リーグ得点ランキング2位。フィジカル的にもシーズンをうまく乗り切り、セビージャ加入後最高のシーズンを送った。
・ミゲル・シエラ (5点): ダービーでトップチームデビュー。アルメイダ監督下で1月までに70分間出場し、良いディテールを見せた。契約を更新し、プレシーズンはトップチームに参加する。
・ルシアン・アグメ (4点/4.5点): 才能は疑いようがないが、中盤をコントロールできず、終盤はフィジカル的にも失速。12枚のイエローカードも多すぎる。市場価値があるうちの売却が推奨される。
・バティスタ・メンディ (4点/5点): 開幕時は良かったが、アルメイダ監督の終盤から姿を消し、ガルシア・プラサ監督下でも出番なし。オビエド戦のゴラッソだけがハイライトで、トラブゾンスポルへ戻る見込み。
・マヌ・ブエノ (4点/5点): アトレティコ戦で良いパフォーマンスを見せたが、ガルシア・プラサ監督の下で定着しそうだった矢先に足首の負傷で離脱。4シーズンで28試合の出場にとどまっている。
・ジョアン・ジョルダン (1点): 復帰シーズンだったが、夏にヘルニアの手術を受けた影響で出遅れ、1月以降は全く出番なし。公式戦5試合のみの出場で、ベンチからの指示出しが最も目立った活動だった。クラブと本人のためにも退団が必要。
⚽ 【フォワード】
・アコル・アダムス (8点): オフサイドの多さや技術的な課題はあるものの、チームトップの10ゴールを記録。エスパニョール戦とビジャレアル戦のゴールが残留を決定づけた。アフリカネイションズカップでの離脱時はチームに大きな影響を与えた。
・アレクシス・サンチェス (6点): 37歳の大ベテラン。不安定な時期もあったが、終盤のレアル・ソシエダ戦での決勝点やエスパニョール戦でのアダムスへのアシストなど、その経験と質で残留に多大な貢献をした。今夏での退団が確実視されている。
・チデラ・エジュケ (5点/6点): アフリカネイションズカップ参加による離脱もあり波が激しかったが、レアル・ソシエダ戦で見せたように、一人でチームを背負い1対1で局面を打開する圧倒的な能力を示した。ただし、連続してスタメンを張る継続性には欠けた。
・イサック・ロメロ (5点): リーグ戦29試合で4ゴールにとどまり、ストライカーとしては物足りない数字だが、その闘争心は全ての監督から高く評価された。ガルシア・プラサ監督の下でサイド気味にプレーすることで態度と貢献度が改善。ラ・カルトゥハでのゴールが印象深い。
・ペケ・フェルナンデス (5点): アルメイダ監督下で一時は重要な選手となり、エルチェ戦とアスレティック戦でのゴールで勝ち点をもたらした。しかし靭帯負傷で離脱し、ガルシア・プラサ監督の下ではほぼ出番がなかった。
・ニール・モペイ (4.5点/5点): 冬の唯一の補強。敗戦した試合で2ゴールを挙げ、ソシエダ戦ではアレクシスにアシスト。危険な場面を創り出すよりも闘争心が目立ったが、残留を勝ち取るほどのインパクトは残せず、ローン終了で退団へ。
・ルベン・バルガス (4.5点/6点): 期待外れのシーズン。25試合で3ゴール6アシストにとどまり、2度の怪我で約3ヶ月離脱した。一時はルケバキオよりも優先されたが、W杯を控えた終盤は負傷を恐れてか消極的なプレーに終始した。スイス代表としてW杯で活躍し、市場価値(1200万ユーロ)が上昇することをクラブは期待しており、夏の売却候補筆頭。
・アルフォン (4点): ビクトル・オルタSDの遺産。ジローナ戦でゴールを決めるなど序盤は勢いがあったが、負傷で失速。冬にビジャレアルへレンタル移籍しており、今夏復帰予定。
・アドナン・ヤヌザイ (2点): 出番が少なく、ピッチに立っても何も生み出せなかった。今季で契約満了となり退団することが、彼に関する最大の朗報である。
📋 【監督】
・ルイス・ガルシア・プラサ (7点): 残り9試合で就任し、4勝を挙げて見事にチームを残留に導いた。戦術を整理し、プレーをシンプルにした手腕は高く評価される。オビエド戦とバレンシア戦は内容が悪かったが、その後立て直した。契約上は来季も続任可能だが、クラブ売却の動きにより去就は不透明。
・マティアス・アルメイダ (4点): 31ポイントを獲得したものの、残り9試合の時点で解任された。バルセロナ戦の4-1の勝利などでチームに熱気をもたらしたが、徐々に失速し戦術的に迷走した。2月に長期の出場停止処分を受け、ベンチに入れなかったこともマイナスに働いた。(via ElDesmarque) / (via SPORT)