アンセルミ戦術の進化と4年半ぶりの記録的堅守データ
開幕からの7試合で17失点と守備崩壊に苦しんでいたエルチェが、セルタ戦およびビジャレアル戦での連続0-0引き分けにより劇的な変貌を遂げています。
欧州カップ戦に出場する強力な攻撃陣を誇る相手に対して2試合連続クリーンシートを達成したことは、前監督エデル・サラビア時代には一度も成し得なかった快挙です。
エルチェが2試合連続無失点を記録したのは、2部リーグで昇格を決めた2024/2025シーズンの終盤(マラガ戦2-0、デポルティーボ戦0-4)以来のことです。さらに1部リーグの舞台における2試合連続無失点は、2021/2022シーズン第32節マジョルカ戦(3-0)および第33節ベティス戦(0-1)以来、実に約4年半ぶりの偉業となりました。クラブ史上最高記録は2020/2021シーズン開幕直後の3試合連続無失点です。
アンセルミ監督はビジャレアル戦の後半、相手の左サイドからの果敢なオーバーラップを打ち消すためにシステムを『6-3-1』の極めてコンパクトな超ブロックへと変更。『前半のマンツーマンでは後手に回ったため、後半はブロックを組んで一致団結して守る戦術へ切り替えた』と説明しました。
急遽センターバックとして投入したレドンドについては『彼が退場前に見せていた素晴らしいプレーの継続性を重視した。ロモニャコをいきなり厳しい展開に放り込むタイミングではなかった』と起用意図を語り、遠征に駆けつけたファンに対して『彼らが自分たちの泥臭い戦いぶりに感謝を示してくれたことが何より感動的だった』と目頭を熱くさせました。(via MARCA)
【本日の総括】
序盤の守備崩壊やディトゥーロの不調を乗り越え、欧州組を相手に4年半ぶりの2試合連続クリーンシートを達成したエルチェCF。アグアードの悲劇的な負傷やVAR判定の波紋を抱えつつも、アンセルミ監督のもとでチームは着実に勝点獲得の粘り強さと結束力を増しています。