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リバデセージャ 対 ラシン・サンタンデール

コパ・デル・レイ / 2026年10月30日(金)

最終更新: 10月30日 08:35(試合総括・採点を公開)

リバデセージャ 0-2 ラシン・サンタンデール

リバデセージャ 対 ラシン・サンタンデール スタメン(先発メンバー)

リバデセージャ

  • GK 13 ディエゴ・フェルナンデス・ゴンサレス
  • DF 11 アレハンドロ・フェルナンデス・ヌニェス、15 ペラヨ・サンタベニャ・コロ、22 イグナシオ・アロンソ・サンチェス、2 ミゲル・サンチェス・マンサノ
  • MF 23 ラウル・ピニェラ・アミエバ、14 マルコス・セロリオ・サントス、8 アドリアン・トヨス・フェルナンデス、17 クリスティアン・ビジャ・ブランコ
  • FW 10 ボルハ・カンピージョ・デ・コス、7 ディエゴ・ビクトレロ・ロペス

ラシン・サンタンデール

  • GK 31 ラロ・ゴメス
  • DF 16 ファクンド・ゴンサレス、22 ペドロ・フェリペ、28 エクトル・メヒア、4 マヌ
  • MF 33 ホルヘ・カステジャノス・デル・オルモ、6 イニゴ・サインス、14 マグエット・ゲイ、7 ギオルギ・グリアシュヴィリ、19 イケル・ルケ
  • FW 9 Juan Carlos Arana

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試合サマリーと得点経過

  • 日時: 2026年10月29日(木)21:00キックオフ
  • スタジアム: オレイャーナ(アストゥリアス州リバデセージャ)
  • スコア: リバデセージャ 0 - 2 ラシン・サンタンデール
  • 得点者:
  • 【ラシン・サンタンデール】アシエル・ビジャリブレ(47分、62分)

コパ・デル・レイ1回戦において、アストゥリアス州地域リーグ(実質6部)所属のリバデセージャが本拠地オレイャーナにラシン・サンタンデールを迎えた一戦は、後半に圧倒的な勝負強さを見せたラシンが0-2で勝利を収め、2回戦進出を決めた。

試合は立ち上がりから地力に勝るラシンがポゼッションを高め、70%を超えるボール保持率で主導権を握った。しかし、クラブ史上初のコパ・デル・レイに挑むリバデセージャは、自陣でコンパクトな守備ブロックを形成。全員が連動した献身的なカバーリングで相手のスペースを消し去った。ラシンはカステジャーノスの中距離シュートやアルフレド・アラナの決定機などで相手ゴールを脅かしたものの、リバデセージャの守護神ディエゴ・フェルナンデスの好セーブやDF陣の決死の体を張った守備に阻まれ、前半を0-0のスコアレスで終えた。

停滞感を打ち破りたいラシンのホセ・アルベルト監督は、ハーフタイムに「バッファロー」の異名を持つエースストライカー、アシエル・ビジャリブレを投入。この采配が試合の潮目を劇的に変えることとなった。

【得点シーンの詳細】

  • 47分(0-1): 右サイドで攻撃の起点となったイケル・ルケがスローインの流れから素早く右足で低いクロスを供給。リバデセージャのディフェンダーであるトヨスがクリアしきれなかったボールに対し、ハーフタイム明けに途中出場したアシエル・ビジャリブレが鋭く反応し、ゴール前で左足ダイレクトで合わせて先制ゴールを網揺らした。
  • 62分(0-2): 左サイドで途中出場のホルヘ・サリナスが相手ディフェンダーを外して深く侵入し、絶妙な滞空時間の長い高精度クロスを供給。ペナルティエリア中央でフリーとなったアシエル・ビジャリブレが力強い打点の高いヘディングで叩き込み、リードを2点に広げて試合を決定づけた。

その後もラシンはホルヘ・サリナスがクロスバーを強襲するシュートを放つなど優勢に試合を進め、終盤に負傷者を出しながらも最後まで諦めずに体を張ったリバデセージャの反撃をゼロに抑えてタイムアップを迎えた。

両チームのスタメンと交代

ホーム: リバデセージャ(4-4-2)

  • 主な交代:
  • 60分頃: ディエゴ(退場) → ハンドロ(投入)
  • 70分頃: ダビド・ビジャ(負傷により退場) → マルガ(投入)
  • 70分頃: ラウール・ピニェーラ(退場) → アドリアン・ロドリゲス(投入)
  • 80分頃: アレハンドロ・フェルナンデス(負傷により退場) → ハビ(投入)
  • 80分頃: キク(退場) → ニコ(投入)
  • カード・アクシデント:
  • 警告: ボルハ・カンピョ、アドリアン・ロドリゲス
  • 負傷: ダビド・ビジャ、アレハンドロ・フェルナンデスが戦線離脱

アウェイ: ラシン・サンタンデール(4-2-3-1)

  • 主な交代:
  • 46分: アルフレド・アラナ(退場) → アシエル・ビジャリブレ(投入)
  • 60分頃: マヌ・エルナンド(退場) → パブロ・ガルシア(投入)
  • 60分頃: エクトル・メヒア(退場) → ウーゴ・ペレス(投入)
  • 60分頃: イケル・ルケ(退場) → ホルヘ・サリナス(投入)
  • 78分頃: マゲッテ(退場) → ガビ(投入)
  • カード・アクシデント:
  • 警告: マヌ・エルナンド

戦術・采配のポイント

週末にエル・サルディネーロで控えるレアル・マドリードとの大一番を見据え、ラシンのホセ・アルベルト監督は主力メンバーの大半を遠征から外し、大幅なローテーションを採用してこのカップ戦初戦に臨んだ。前半は70%以上のボール保持率を記録して主導権を握ったものの、完全に引いてブロックを固める相手に対してバイタルエリアでの崩しの精度を欠き、アルフレド・アラナの決定機逃しや相手GKディエゴ・フェルナンデスの好守に阻まれて攻めあぐねる展開となった。

ここで光ったのがホセ・アルベルト監督の決断の早さだ。ハーフタイムで即座に前線の軸をアルフレド・アラナからアシエル・ビジャリブレにスイッチ。圧倒的なフィジカルと高い決定力を誇るアシエル・ビジャリブレが最前線に入ったことで、ラシンの攻撃は一気に活性化した。さらに後半途中に投入したホルヘ・サリナスも左サイドで圧巻の推進力を発揮し、2点目をアシストするなど、指揮官のベンチワークが完璧に機能した。

一方、本職が高校の物理・化学教諭であるイニゴ・コルテス監督率いるリバデセージャは、格上相手に対して緻密な守備組織と献身的な相互サポートで対抗。前半を無失点で切り抜けた戦術的アプローチは非常に見事であった。しかし、後半立ち上がりの一瞬の隙を突かれて失点すると、終盤にかけてダビド・ビジャやアレハンドロ・フェルナンデスが相次いで負傷交代するなど肉体的な限界を迎え、最後まで反撃の糸口を掴むことができなかった。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地メディアの報道では、カテゴリー差を超えた好ゲームとラシンの采配の妙が高く評価されている。

MundoDeportivoは、歴史的な夜を迎えたホームのリバデセージャの健闘を大きく称賛。イニゴ・コルテス監督のもと、全員が連動してスペースを消し、前半を無失点に抑えた集中力を高く評価した。特に前半にカステジャーノスらの決定的シュートを防いだ守護神ディエゴ・フェルナンデスのパフォーマンスを絶賛している。一方で、ラシンについては「前半に決定力を欠いたものの、ホセ・アルベルト監督がベンチから解を出した」とし、2ゴールを挙げたアシエル・ビジャリブレの圧倒的な存在感と、左サイドを破ったホルヘ・サリナスの効果的な動きを勝因に挙げた。

MARCAも同様に、6部リーグ所属のリバデセージャがみせた勇敢な立ち振る舞いに敬意を表している。ポゼッションで圧倒しながらもゴールをこじ開けられなかったラシンに対し、後半投入からわずか15分強で2ゴールを奪い勝負を決めたアシエル・ビジャリブレの「勝負強さとクオリティ」を大きく取り上げた。格下相手のカップ戦特有の難しさを、ベンチ層の厚みと交代策で乗り切ったラシンの勝負強さを強調して報じている。

試合後の監督・選手コメント

ホセ・アルベルト監督(ラシン・サンタンデール)「カップ戦の初戦は常に危険が潜んでいる。前半は相手の素晴らしい守備ブロックに苦しめられ、チャンスを生かしきれなかった。だが、後半から投入したアシエル・ビジャリブレをはじめとするベンチメンバーが期待通りの働きを見せてくれ、しっかりと試合を終わらせることができた。週末のレアル・マドリード戦に向けて、良い形で勢いをつけることができたと感じている。」

イニゴ・コルテス監督(リバデセージャ)「クラブにとって歴史的な大一番で、選手たちは持てるすべての力をピッチ上に残してくれた。格上のラシン相手に前半を無失点で抑え、高い集中力を持続させた姿勢には大きな誇りを感じている。後半立ち上がりの失点や負傷者の発生は痛手だったが、胸を張ってこの大会を終えることができる。選手たちの奮闘を心から称えたい。」

リバデセージャ 対 ラシン・サンタンデール の背景データ