ラファ・ミル懲役8年半の有罪判決 クラブの声明と本人の反論

エルチェにレンタル移籍していたセビージャ所属のFWラファ・ミルに対し、バレンシア地方裁判所第4部が懲役8年半の有罪判決を下した。この判決は、2024年8月31日から9月1日の夜にかけて発生した事件に関するもので、性的暴行の罪で7年、傷害の罪で1年6ヶ月の懲役が科された。さらに、被害者への10年間の接近禁止令(500メートル以内)と、傷害に対する1万4000ユーロ、精神的苦痛に対する5万ユーロの計6万4000ユーロの損害賠償の支払いが命じられている。共に起訴されていた友人でサッカー選手のパブロ・ハラにも懲役2年半の判決が下った。

セビージャFCの対応は迅速だった。クラブはすぐに公式メディアを通じて声明を発表し、『セビージャFCは、バレンシア地方裁判所第4部がエルチェに6月30日までレンタル中のラファ・ミル選手に対し8年半の判決を下したことに関し、司法手続きに最大限の敬意を払うとともに、いかなる種類の暴力、虐待、性的暴行に対しても最も断固たる非難を表明します。これらの行為は我々の社会にも、スポーツが促進する価値観にも居場所はありません』と強い言葉で非難した。しかし、2027年6月まで残っている契約の扱いについては声明内で一切言及していない。現在、クラブの法務部門が判決内容を精査しており、重大な規律違反による解雇、契約の暫定的な停止、さらには民事での損害賠償請求など、あらゆる選択肢を視野に入れて慎重に協議を進めている。有罪判決が最高裁で確定するまでは、一方的な解雇を実行するのは法的に困難が伴う。

一方、ラファ・ミル本人は自身のSNSを更新し、『判決には同意せず、数日中に控訴する。正義を信じ続ける』と述べ、関係は合意の上だったと無罪を主張し徹底抗戦の構えを見せている。弁護士のハイメ・カンパネール氏も『もし言及された条件で確認されれば、もちろん控訴する』と語っている。なお、エルチェが保持していた非常に安価な買取オプションの行使は、この判決によりほぼ確実に消滅したと見られている。

(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)

カンテラからの流出 15歳GKリカルド・ボレロがマドリードへ

セビージャの下部組織からの若手流出に歯止めがかからない。数日前にアルバニアのユース代表であるアドリアン・シナが宿敵レアル・ベティスに引き抜かれたばかりだが、今度はカデテに所属する15歳のゴールキーパー、リカルド・ボレロ・フェルナンデスがレアル・マドリードへ移籍することが決定した。

シウダ・デポルティーバ・シスネロス・パラシオスで数シーズンにわたって育成されてきたボレロは、185cmという恵まれた体格とゴールマウスでの際立った敏捷性で目覚ましい成長を見せており、レアル・マドリードのスカウト陣の目を釘付けにした。ウトレラへと続く道(セビージャの練習場)で才能を釣り上げることに慣れつつあるマドリードの動きに対し、ネルビオンでは怒りの声が上がっている。

ボレロ本人は自身のSNSで、『歴史上最高のクラブと契約できてとても嬉しく幸せです。私にこの大きなチャンスを与えてくれたこと、レアル・マドリードが私を信頼してくれたこと、そして家族やこのプロセスを助けてくれたエージェントに感謝します。これは夢の実現であり、この素晴らしいクラブで始めるのが待ちきれません。アラ・マドリード!』と喜びを爆発させている。契約はまず1年間で、パフォーマンス次第でさらに2年間延長されるオプションが付帯している。

直近のシーズンではカデテBの正守護神として28試合に出場し17失点という好成績を残したほか、ディビシオン・デ・オノール・アンダルサで優勝を果たしたカデテAでもデビューを飾っている。セビージャにとっては、昨冬に契約満了数ヶ月前という足元を見られて少額の移籍金で放出し、現在はマドリードのフベニルAで3タイトルを獲得しスペインU-19代表候補にも名を連ねるアレクシス・シリアの流出に続く、痛恨の出来事となった。ただし、ニコ・ギジェンという別の才能ある若手とは2029年までの契約延長に成功し、引き留めを実現している。

(via Estadio Deportivo)