アジャイ・タバレス 絶妙な2アシストでジュベニールAの勝利を牽引する右ウインガー

FCバルセロナのジュベニールAに所属する18歳の右ウインガー、アジャイ・タバレスは、アトランティコ・モンソン戦で圧巻の2アシストを記録した。その活躍でチームを3-1の鮮やかな勝利へ導いた一方、ノリッジ・シティから獲得した英字の逸材として注目を集めている。さらに、一対一での圧巻の打開力と精度の高いクロスで、ラ・マシアの攻撃陣を力強く牽引する形だ。

バルセロナのポル・プラナス監督は、5-4-1の深い守備ブロックで引きこもるアトランティコ・モンソンに対し、ピッチの幅を広く使ったサイドアタックで打開を試みた。そこで右ウインガーとして先発した背番号7のアジャイ・タバレスが、開始直後から圧倒的なスピードとアジリティを発揮。さらに、対峙する相手サイドバックを翻弄し続けたという。

待望の先制点が生まれたのは試合開始直後の5分のことだった。右サイドのタッチライン際で絶妙なコントロールからボールを収めたアジャイが、相手守備陣の動きを見極めて完璧な質のクロスをゴール前に送り込むと、中央に勢いよく飛び込んだイウ・マルティネスが力強いダイビングヘッドで合わせ、鮮やかにネットを揺らして1-0とした。

勢いに乗るアジャイの勢いはとどまることを知らず、11分には早くも追加点を演出した。中盤のゲームメイカーであるサム・ボルニケルとのスムーズなパス交換から右サイドを破り、ダイレクトで地を這うような低空の折り返しをペナルティエリア内へと送り込んだ。これに絶妙なタイミングで反応したストライカーのヌフ・フォファナが右足でダイレクトに叩き込み、立ち上がりの15分にも満たない時間帯で2つの素晴らしいアシストを記録してみせた。

その後、チームは前半38分にアトランティコ・モンソンのヒラード・トリボに1点を返され、後半に入っても幾度となく迎えた追加点のチャンスを逃すもどかしい展開を強いられたが、74分には途中出場のゴルカ・ブイルが右足で試合を決定づける3点目を奪い、3-1で快勝を収めた。アジャイはこの試合で右サイドの攻撃を完全に支配し、チームがリーグ戦6節を消化して勝ち点を13に伸ばす最大の功労者となった。

アジャイが右サイドで見せた絶大な存在感と崩しのクオリティは、バルセロナの育成戦略の成功を物語っている。海外の若き才能を早期にスカウトし、ラ・マシア特有のポゼッションサッカーへ融合させる手法が見事に結実した形だ。今後はパリ・サンジェルマン戦などのUEFAユースリーグという大舞台で、チームを勝利へ導く決定的な仕事ができるかが注目点となる。(via SPORT / Mundo Deportivo)