年俸250万ユーロを1ユーロも譲らない!完全孤立で個別練習を続けるファビオ・カルドーゾとジョルジュ・メンデスの深い因縁
今夏のセビージャで繰り広げられた構想外選手の放出劇において、最後の最後までクラブに立ちはだかる最大の壁となっているのが、ポルトガル人DFファビオ・カルドーゾです。
クラブはバカンスが明けた瞬間から、彼に対して「今シーズンは完全に構想外である」とはっきりと伝えてきました。かつて同じように居残り組とされていたタンギ・ニアンズ(リールへ移籍)、ラファ・ミル(アリス・サロニカ)、フェデ・ガットーニ(アスコリ)、ジョアン・ジョルダン(エストレラ・アマドーラ)、アドリア・ペドロサ(ラージョ・バジェカーノ※セビージャが一部給与を負担)らは、次々と新天地を見つけてクラブを去っていきました。しかし、カルドーゾだけは依然としてセビージャの地に残り、現在は一人寂しく個別トレーニングを続けています。
クラブは彼との契約を早期に解除するため、残りの契約年数に応じた違約金の一部を支払い、彼がフリーエージェントとして新しいクラブを探しやすくするための交渉を何度も重ねてきました。だが、カルドーゾ側はこの提案を断固として拒否しています。
カルドーゾは2025年の夏の移籍市場の最終日、当時のスポーツディレクターだったアントニオ・コルドンが、世界的な超大物代理人ジョルジュ・メンデスから持ち込まれた「貸し借り」の案件として、ポルトから急遽獲得した選手です。当時、セビージャはセンターバックの補強を急いでおり、メンデスはポルトで居場所を失っていたカルドーゾの売り込みに成功しました。こうして2027年までの複数年契約を結びましたが、その契約には年間総額約250万ユーロ(約4億円)という、現在の財政難にあえぐセビージャにとっては極めて重い給与が設定されていました。
しかし、蓋を開けてみれば前監督のマティアス・アルメイダは彼をほとんど起用せず、現指揮官のルイ・ガルシア・プラサ監督にいたっては、怪我がない万全のコンディションであるにもかかわらず、一度も彼をピッチに送り出していません。セビージャでの公式戦出場はわずか5試合にとどまっています。
それにもかかわらず、カルドーゾ側は「契約に記された年俸は1ユーロたりとも諦めるつもりはない」として、満額の受け取りを主張し、妥協を拒み続けています。
クラブは現在、この不良債権とも言える状況を解消するため、まだ移籍市場が開いている国外のリーグへ彼が移籍することに一縷の望みをかけています。ポルトガル(9月5日〜6日深夜閉幕)、サウジアラビア(9月7日閉幕)、トルコ(9月4日閉幕)、ブラジルやメキシコ(9月11日閉幕)、ギリシャ(9月15日閉幕)といった市場が残されており、クラブは彼に対し、これらのオファーを受け入れるよう強く迫っています。
もしこのまま引き取り手が見つからず、合意もできなければ、カルドーゾは年俸250万ユーロを手にしながらも、試合に一切絡めない「完全な構想外」の立場のまま、セビージャで幽霊部員のようなシーズンを送ることになります。(via ElDesmarque)