マヌ・ブエノを襲った非情なラストデイ!クラブの二転三転する指示に翻弄され移籍の機会を奪われた若きMFの真実
移籍市場の最終日、カンテラ育ちのMFマヌ・ブエノにとっては、あまりにも過酷で感情が激しく揺さぶられる地獄のような1日となりました。
事の始まりは最終日の朝。クラブ側からマヌ・ブエノに対し「移籍市場の最終盤に新たな中盤の底(ピヴォテ)の選手を獲得する予定だ。もし出場機会を求めるのであれば、今すぐ移籍先を探し始めてほしい」と告げられました。これを受けて選手本人と代理人グループは慌ただしく動き出し、いくつかの移籍の可能性を模索し始めました。
ところが、午後になると事態は急変します。今度はクラブから「中盤の補強は行わないことに決まった。君はファーストチームに残り、背番号14を背負って戦ってもらう」という連絡が入ります。これで胸をなでおろし、セビージャ残留を覚悟したマヌ・ブエノ。
しかし、本当の悲劇は深夜に待っていました。市場閉幕のカウントダウンが始まる中、セビージャは急転直下でミランからユスフ・フォファナのレンタル移籍をまとめ上げ、電撃発表したのです。この超ウルトラCの補強により、マヌ・ブエノは他クラブへの移籍を検討・交渉するための時間を完全に失い、市場のシャッターは閉まってしまいました。
この結果、マヌ・ブエノは非常に難しい立ち位置に置かれることとなりました。ただでさえ今シーズンは開幕から3試合でわずか8分間(ラージョ戦でロビー・ウアがPKを獲得したシーンに絡む活躍を見せ、監督から称賛されたのみ)しか起用されておらず、アスレティック戦やアトレティコ戦では出番がありませんでした。さらに、エースストライカーのルーカス・スタッシンの獲得が最終日にずれ込んだことで、ルイ・ガルシア・プラサ監督は中盤の枚数を減らして2トップに変更する戦術的な余地もなく、中盤は飽和状態にあります。
中盤の序列には、新たに加わった大物フォファナをはじめ、ヨン・グリディ、ルシアン・アグメ、そしてアトレティコ戦から登録が間に合っているギオルギ・コチョラシュヴィリといった猛者たちが名前を連ねており、マヌ・ブエノの出場機会は極めて限定的になることが予想されます。
それでも、ホセ・イグナシオ・ナバロSDは彼をトップチームの重要な一員として評価しています。
『新加入の3人の中盤選手や、すでにチームにいた選手たち。そこに、自らの力でトップチームの背番号を勝ち取るに値することを示したマヌ・ブエノが加わり、さらに着実に成長ステップを歩むべき若き原石のニコ・ギジェンがいれば、中盤の選手層としては十分に足りている』と太鼓判を押しています。
現在のところ、セビージャと選手の周辺は「このままセビージャに残り、まずは日々の練習でアピールして監督の序列を覆す努力をする。そして冬の1月の移籍市場が到来した時点で、これまでの出場機会を踏えて今後の去就を再評価する」という計画を立てています。しかし、まだ開いている他国の市場(トルコやサウジアラビアなど)への電撃移籍の可能性も完全には否定しきれないほど、彼の周囲は今も慌ただしさに包まれています。(via Estadio Deportivo)