相手を絶望させる圧倒的心理優位とアデイェミが見せるCLでの勝負強さ
開幕から公式戦5連勝、22ゴールという驚異的な爆発力を見せるハンジ・フリック率いるFCバルセロナに対し、対戦相手が抱く「心理的圧迫感」について、スペインのスポーツ番組『Tiempo de Juego』(Cadena COPE)でジャーナリストのパコ・ゴンサレス氏が興味深い分析を披露しました。
ゴンサレス氏は、現在のバルサとライバルのレアル・マドリードとの比較を展開し、『現在のバルサと対戦するチームは、バルサに1点でも先制された瞬間に「ああ、もう終わりだ、降参だ」と心理的に完全に挫折してしまうコンプレックスに陥っている。一方、モウリーニョ率いるレアル・マドリードに対しては、相手チームが「まだつけ入る隙がある、倒せるかもしれない」と感じて喰らいついてくる』と語り、フリック・バルサが敵地に与える絶望的な威圧感を強調しました。
そうした圧倒的な攻撃陣の中で、異彩を放っているのが今夏ドルトムントから加入した24歳のFWカリム・アデイェミです。スポーツ・ディレクターのデコが移籍金2220万ユーロ(+出来高700万ユーロ)という破格の条件で獲得したアデイェミは、CL開幕戦のフェイエノールト戦でも見事な右足のミドルシュートを叩き込みました。
アデイェミはこれまでにCL通算49試合に出場し、17ゴール(ドルトムントで12点、ザルツブルクで4点、バルサで1点)を記録している「チャンピオンズリーグのスペシャリスト」です。右足でも左足でも強烈なシュートを放てる両利きのアタッカーであり、ドイツ代表の新監督に就任したユルゲン・クロップに対しても強力なアピール成功となりました。フリック監督もかつてドイツ代表で彼を初招集した恩師であり、両翼や中央をこなす万能アタッカーとして今季のバルサの貴重な破壊力となっています。(via SPORT)
ラミン・ヤマルの故郷ロカフォンダの今とトロンボーン演奏から中学中退までの秘話
19歳にして世界サッカー界の主役に躍り出たラミン・ヤマルの故郷、マタローの「ロカフォンダ(Rocafonda)」地区では、彼の活躍が地域全体に大きな勇気を与えています。
ロカフォンダ住民協会のロシオ・エスカンデル代表は、『ここは労働者が多く暮らすとても謙虚な街です。ラミネの成功は、厳しい環境から這い上がろうとするこの街の若者たちや子供たちにとって、最高のポジティブなメッセージになっています』と誇らしげに語ります。街の広場近くにある叔父のアブドゥル氏が営むパン屋には、今もラミン・ヤマルの写真やユニフォームが飾られており、子供たちが日々集まる聖地となっています。
幼少期のラミン・ヤマルを知る人々からは、知られざるエピソードも明かされています。小学校(エスコラ・ペレアントン)時代、ラミン・ヤマルは音楽教育プロジェクトの一環として「トロンボーン」の演奏を学んでいました。また、少年時代に所属していたCFラ・トレタからバルサへ加入する直前には、宿敵RCDエスパニョールからも強い熱視線を送られていたといいます。
学業面では、ラ・マシアの寮でスポーツ選手専門の家庭教師から指導を受け、遠隔で中学(ESO)の課程を進めていました。しかし、15歳でトップチームデビューを果たした直前の2025年、ラミン・ヤマルは母親に対して『学校へ行っても勉強に集中できない。午後の練習とサッカーに全てを賭けたい』と宣言しました。当初は学業を優先させたい母親と衝突したものの、最終的に夢への強い意志を理解した母親の支えを得てサッカー一本に絞ったという秘話も明かされています。(via SPORT)