ジェラール・ピケが語るバロンドール全候補分析とラミン・ヤマルの本命視&シャビ・プジョルとの絆
元FCバルセロナのレジェンドDFジェラール・ピケが自身のSNSアカウントで動画を公開し、10月26日に発表される2026年バロンドールのノミネート選手30人を一挙に分析・評価しました。
ジェラール・ピケが挙げる最高峰の本命候補3人は、ラミン・ヤマル、ロドリ、ハリー・ケインの3名です。ラミン・ヤマルについて『言わずもがな本命の一人だ。ワールドカップ王者であり、試合を決定づける存在感は圧倒的だ』と絶賛。また、今夏バルサに加入したロドリについても『怪我の時期もあったが、スペインを世界王者に導いた影響力は絶大だった』と評価しました。
一方で、他の候補者たちに対しては独自の切り口で言及しています。
・キリアン・ムバッペ:『トップ5には入るだろうが、今年受賞するレベルにはない』
・ウスマン・デンベレ:『申し訳ないが、彼の年ではない』
・フェラン・トーレス:『W杯で最も重要なゴールを決めたが、クラブや代表で絶対的先発ではなかったため20位から30位の間が現実的』
パウ・クバルシ:『W杯最優秀若手選手に選ばれた19歳で、世界最高峰のセンターバックだ。CBというポジション的な不利がなければ受賞争いのトップ5に間違いなく入っている』と手放しで称えました。
さらに、ジェラール・ピケは現役時代にバルサとスペイン代表で鉄壁のコンビを組んだカルレス・プジョルとの絆についても述懐。『シャビ・プジョルは実の兄以上の存在だった。若くして復帰した私を温かく迎え入れ、ピッチ上ではお互いの長所を引き出し合う最高のペアだった。彼の怪我さえなければもっと長く一緒にプレーできたはずだ』と振り返り、2-6で大勝したベルナベウでのクラシコで決めた自身のゴールを人生最高の瞬間の一つとして挙げました。(via Estadio Deportivo / SPORT)
売上10億ユーロ突破の裏に隠された負債20億ユーロ目前の財務パラドックス
米ニューヨーク・タイムズ紙のスポーツメディア「The Athletic」が、FCバルセロナの2025/26シーズンの財務状況に関する詳細な分析レポートを掲載し、クラブが抱える巨大な売上と歴史的な債務という二面性を浮き彫りにしました。
クラブは昨季、10億2050万ユーロの事業収入を記録し、レアル・マドリードに続きサッカー史上2クラブ目となる「10億ユーロの大台」を突破しました。しかし、税引後決算では1780万ユーロの赤字を計上しています。
特に注視されているのが負債の膨張です。2026年6月30日時点での純金融負債は、前年の14億505万ユーロから約27%増加し、18億4030万ユーロに達しました。さらに決算後にも1億5000万ユーロ規模の10年債を発行しており、総負債額は20億ユーロ(約3200億円)の大台に極めて接近しています。
負債のうち12億ユーロ以上は「Espai Barça(カンプ・ノウ改修プロジェクト)」に関連するものであり、完成後は年間2億5000万ユーロの追加収入が見込まれています。しかし工事の遅延により、昨季だけで9000万ユーロ以上の利息支払いが発生しており、工事完了までにさらに3億ユーロ規模の資金調達が必要とされる点が懸念材料として挙げられています。また、今夏獲得したアンソニー・ゴードンの移籍金初回支払い(2230万ユーロ)を銀行融資で手配したことなど、資金繰りのタイトさも指摘されました。人件費総額も昨季の5億7370万ユーロから今季は6億4890万ユーロへと膨らみ、クラブ史上最高額を更新する見込みです。
その一方で、ラ・リーガの最高責任者たちはクラブの資金管理能力を高く評価しています。ラ・リーガのハビエル・ゴメス事務局長およびハビエル・テバス会長は、『重要なのは負債の額そのものではなく、それを返済する能力だ。バルサは10億ユーロを超える収入基盤を持ち、問題なく返済を進めている』とコメント。今夏の移籍市場での活発な補強と、サラリーキャップの5億8270万ユーロ(前年比34.6%増)への大幅引き上げを正当な構造改革の成果として賞賛しました。(via SPORT)