フィジカル革命を立証する「クーゲル・メソッド」の驚異的データ

今季のFCバルセロナが見せる圧倒的な強さは、戦術的な進化だけでなく、驚異的なフィジカルコンディションの向上によって裏打ちされています。相手チームを体力で圧倒し、ピッチ上を縦横無尽に駆け巡る背景には、ハンジ・フリック監督の強い希望で今夏チームに加入した新フィジカルコーチ、ベンヤミン・クーゲル(Benjamin Kugel)の存在があります。

クーゲルコーチは着任後、各選手のフィジカルデータを詳細に分析し、個別の強化・コンディショニングプログラムを導入しました。プレシーズン直後のプレジデンツカップ等を経て、フリック監督は『代表ウィークが明けるまでは100%のコンディションには達しない』と語っていましたが、実際にはすでに欧州トップレベルの運動量を記録しています。

UEFAが発表したチャンピオンズリーグ開幕戦のデータによると、バルサはフェイエノールト戦でチーム全体で「120キロメートル」を走行しました。これは相手のフェイエノールト(113.7km)を6.3kmも上回る数値です。昨シーズンのCL準々決勝アトレティコ・マドリード戦での走行距離が112kmであったことや、今節のレアル・マドリードが108.3kmにとどまったことと比較しても、その運動量は際立っています。

さらに、Sofascoreのデータによるデュエル勝率でもバルサのフィジカル的優位性がはっきりと表れています。

・エルチェ戦:デュエル勝利割合 60%

バレンシア戦:デュエル勝利割合 57%

・ラヨ・バジェカーノ戦:デュエル勝利割合 56%

・フェイエノールト戦:デュエル勝利割合 51%

アスレティック・ビルバオ戦(49%)を除くすべての試合で相手を激しい対面勝負で凌駕しており、粘り強いプレッシングと球際の強さが数値として証明されています。選手個々のフィジカルが高水準で安定したことで、チームが誇る高い技術と戦術がより威力を発揮する好循環が生まれています。(via SPORT)

レジェンドのフリオ・サリナスが断言する「フリアン・アルバレス獲得見送りは大正解」

かつてFCバルセロナとアトレティコ・マドリードの両クラブで前線の軸として活躍した元スペイン代表FWフリオ・サリナスが、Radio MARCAの番組に出演し、今夏の移籍市場で最大の話題となったフリアン・アルバレスの移籍騒動について持論を展開しました。

サリナスは、バルサが最終的にフリアン・アルバレスの獲得を見送った判断を強く支持し、『彼がバルサに来なくて本当に良かった。今冬も、アンド来夏であっても獲得すべきではない。彼を獲ろうとした動き自体が間違いだったと思う』とストレートに語りました。

フリアン・アルバレスの能力自体は認めつつも、『素晴らしい選手であることは誰も否定しないが、1億ユーロ規模とされる移籍金はあまりにも過剰で高すぎる。もし自分がアトレティコのディレクターであるマテウ・アレマニーの立場だったら、バルサの焦りを利用して「フェラン・トーレス+8000万ユーロ」といった有利なディールを引き出そうとしただろう』と分析し、バルサの補強資金の使い道に苦言を呈しました。

一方で、サリナスは今季異次元の活躍を続けるブラジル代表FWラフィーニャに対して惜しみない賛辞を贈りました。『ラフィーニャの存在感は決定的だ。チームが5-0でリードしている場面であっても全力で前線からプレスをかけ続ける。その姿勢があるからこそ、ラミン・ヤマルをはじめとする周囲の選手たちも触発されて同じように走るようになる』と、そのキャプテンシーと献身性を称賛しました。

最後に、バロンドールの受賞予想について問われたサリナスは、ラフィーニャや他の候補者ではなく、PSGとスペイン代表でタイトルを総なめにしたファビアン・ルイスを推奨。『ファビアンはクラブと代表で全ての主要タイトルを獲得し、ワールドカップでもチームを優勝に導く劇的な役割を果たした。彼こそが受賞にふさわしい』と独自の見解を明かしました。(via Estadio Deportivo)