アギーレ監督の若手改革『プレーしないのは禁止』

降格圏からの早期脱出を目指すバレンシアにおいて、ハビエル・アギーレ監督のもとでチームの新たなアイデンティティ模索が続いています。アギーレ体制となってから2試合連続で引き分けを記録し、ピッチ上の感触はわずかに持ち直しているものの、下位を抜け出すためには更なる起爆剤が必要です。そうした中、メキシコ人指揮官が特に力を注いでいるのが、トップチームの動向に入っている下部組織(カンテラ)出身の若手選手たちの活用と育成です。🔥

現在トップチームに定着している主なカンテラーノは、オトルビ、マジョル、アイマール・ブラスケス、イケル・コルドバの4名です。彼らは今季の公式戦で重要なプレー時間を経験しており、特にオトルビとマジョルはゴールやアシストといった目に見える結果を残してきました。しかし、直近1か月間においてアギーレ監督が深い懸念を抱く状況が発生していました。代表中断期間や新体制発足に伴う采配の影響により、オトルビ以外の3名が全く試合に出場できない状態に陥っていたのです。🌱

オトルビに関しては、常にベンチスタートから切り札(ジョーカー)として途中出場し、ピッチを踏むたびにチームで最も輝かしいパフォーマンスを発揮しています。一方で、残りの3選手はトップチームでもBチーム(サテライト)でも一切のプレー時間を与えられない「白紙状態」が続いていました。マジョルは9月20日のメスタージャでのレアル・ソシエダ戦で1ゴール1アシストを記録して以来、練習では100%の力を尽くしているものの公式戦出場はゼロとなっています。アイマール・ブラスケスも9月27日のBチームでのポブレンセ戦を最後に実戦から遠ざかっており、イケル・コルドバに至っては9月15日のアラベス戦以来、グラウンドに立てていません。⚡️

実戦勘を失いかねないこの状況を危惧したアギーレ監督は、これら4人の若手選手たちを集めて直接面談を実施し、今後の明確な育成・起用プランを言い渡しました。アギーレ監督が打ち出した方針は「実戦機会の徹底確保」です。トップチームの動向を維持しつつ、トップチームの試合で出場機会があれば優先してプレーさせるものの、もしトップチームで出番がない、あるいは出場時間が極めて短いと判断された週末には、2RFEF(4部相当)に所属するBチームの公式戦に出場させ、常に実戦のピッチで戦わせる計画(「プレーしないことは禁止」)を立てました。これにより、ベンチに座り続けて競争力を失うことを防ぎ、いつでもトップチームの力になれるコンディションと実戦感覚を維持させる狙いがあります。 (via MARCA)

【本日の総括】

今季9節でわずか42分しかリードを保てておらず、ホームでは未だリード0分という過酷な現実が浮き彫りとなったバレンシア。次節ビジャレアルとのダービーを前に、相手CEOからはハビ・ゲラ契約の『10試合10万ユーロ』という裏条件が明かされました。苦境が続くチームですが、アギーレ監督はカンテラーノ4人へ『プレーなし禁止』の特別指令を出し、Bチーム併用で実戦勘を維持させる若手改革に着手。新体制のもと、宿敵撃破と下位脱出へ向けた泥臭い爪研ぎが始まっています。