リード時間わずか42分間の衝撃データ

リーグ戦の順位表を見ればすでに十分に深刻な状況ですが、バレンシアCFの今季序盤の苦戦をより一層浮き彫りにする衝撃的なデータが存在します。ハビエル・アギーレ監督率いるチームはラ・リーガ第9節終了時点で、獲得可能な勝ち点27のうちわずか「6」にとどまり、19位という降格圏に沈んでいます。しかし、試合を支配できないというチームの課題はスコアボード上の数字にも如実に表れています。アディショナルタイムを除いた全試合の中で、バレンシアが相手をリードしていた時間はわずか「42分間」しかありません。一部リーグに所属する全クラブの中で、バレンシアよりもリードしている時間が短いのは最下位のマラガのみです。⚽️

この記録が特に異様なのは、その42分間という時間が全9試合の中のたった2試合だけに集中しているという点です。そのうちの30分間はエル・サルディネロで行われたラシング・サンタンデール戦によるものです。ダニ・ラバのゴールでバレンシアが先制したものの、30分後にザビリに同点ゴールを許し、今季最も長くリードを保った時間は幕を閉じました。試合は最終的に2-2の引き分けに終わり、優勢な展開を勝利に結びつけることはできませんでした。残り12分間(プラスアディショナルタイム)はメンディソロサでのアラベス戦です。78分に先制点を奪ったバレンシアは、今度こそ終了のホイッスルまでそのリードを守り抜き、今季唯一となる貴重な勝ち点3を獲得しました。📊

アラベス戦での勝利以降、チームはレアル・ソシエダに敗れ、ラシングおよびアスレティック・ビルバオと引き分けており、下位脱出に必要な連続性を掴めずにいます。今季の通算成績は1勝3分5敗、6得点15失点です。ベティス、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、バルセロナ、セビージャ、レアル・ソシエダに敗れ、セルタ、ラシング、アスレティックと引き分け、唯一勝利を収めたのがアラベス戦でした。📉

試合でリードを奪えないという問題は、チームの戦い方そのものを大きく制限しています。バレンシアはリードを保ちながら試合のテンポをコントロールしたり、同点に追いつこうと攻めてくる相手が残した背後のスペースを活用したりする展開を今季ほとんど経験できていません。大会の大半を同点かビハインドの状態で戦わざるを得ず、得点力不足に悩むチームにとって精神的・体力的負担を増大させています。特にホームのメスタージャでは、今季5試合を戦って未だ1分間もリードを奪った時間がなく、地元ファンの前での今季初勝利を追い続けています。次節行われるビジャレアルとのダービーマッチは、先制して優勢に立ち、その時間を確実に勝ち点3へと変換するという今季のシナリオを書き換えるための絶好の機会となります。 (via SPORT)