ムバッペの歴史的スタッツとマイケル・オリーセ勧誘
キリアン・ムバッペは、今季歴史的な記録を打ち立てた。所属リーグ、チャンピオンズリーグ、そしてワールドカップの全てで同時に得点王に輝いた史上初の選手となったのだ。メッシやクリスティアーノ・ロナウドでさえ成し遂げていない偉業である。
今季の総得点は58ゴールに達した。リーガでは25ゴールで2年目にして2度目のピチーチ賞を獲得、CLではバイエルンに準々決勝で敗れたものの15ゴール(欧州歴代3位の記録)を挙げ、コパ・デル・レイで2ゴール。フランス代表としては、W杯予選で5ゴール、ブラジルとの親善試合で1ゴール、そしてW杯本大会で10ゴールを記録しゴールデンブーツを獲得した。また、W杯通算得点を22ゴールに伸ばし、メッシの21ゴールを抜いて歴代トップに躍り出た。
個人的なスタッツは驚異的だが、レアル・マドリード移籍後、チームとしてのメジャータイトルの獲得には恵まれていない。昨季はUEFAスーパーカップ(アタランタ戦)とインターコンチネンタルカップ(パチューカ戦)でそれぞれゴールを決めタイトルを獲得したものの、リーガとCLのタイトルは逃している。ムバッペは1月にパリへセカンドオピニオンを求めに行った論争の的となる複雑な怪我を負っており、それがシーズンの計画を狂わせた。彼はW杯でこう告白している。
『レアル・マドリードでできることはすべてやったが、1月に複雑な怪我をしたことは誰もが知っている。その後、精神的にも肉体的にも良い状態で復帰し、最高のコンディションでワールドカップを迎えようとした』
バロンドール争いにおいて、ロドリがW杯のMVPを獲得した一方で、主要タイトルを逃したムバッペは不利な立場にある。アンチェロッティ監督はムバッペとビニシウスにリーダーシップを分担させ、シャビ監督は彼を中心としたが、アルベロア前監督は終盤のオビエド戦(リーガ残り3試合目のベルナベウでの試合)で彼をベンチに置くなど起用法に苦心した。モウリーニョ新監督の下でどのような役割を与えられるかが注目されている。
そんな中、ドイツの「Bild」やフランスの「L'Équipe」などは、ムバッペがフランス代表のチームメイトであるマイケル・オリーセ(バイエルン・ミュンヘン)に対し、マドリーへの移籍を熱心に説得していると報じている。2029年までバイエルンと契約を結んでいるオリーセは、CL制覇の夢を叶えるためにマドリーへの移籍を望んでおり、すでにダヨ・ウパメカノにもその意志を伝えている。彼らはピッチ上でも素晴らしい連携を見せている。
マドリーはかつて、バイエルンとの良好な関係を保つためにオリーセやその関係者との接触を否定する公式声明を出していた。バイエルンのヘルベルト・ハイナー会長(ペレス会長と良好な関係にあり、レアル・マドリードの大学院のスポンサーでもある)も「フロレンティーノ・ペレスはオリーセへのオファーを節約できる。我々は売るつもりはない」と徹底抗戦の構えを見せている。
オリーセの獲得には、マドリーの現在の高額な給与体系を整理する必要があり、去就が不透明なビニシウスなど、同等のインパクトを持つ選手の放出が不可欠になるだろう。なお、オリーセにはFatima Zaunbrecherとの間に20ヶ月の隠し子がいるというドイツでのスキャンダルや、家主のジェローム・ボアテングが邸宅を1150万ユーロで売却するため立ち退きを迫られているというプライベートな騒動もある。
(via MARCA / SPORT / Mundo Deportivo)