ロドリ獲得の行方とペレス会長の姿勢

マンチェスター・シティに所属し、スペイン代表としてW杯でMVP(ゴールデンボール)に輝き優勝の立役者となったロドリ・エルナンデスの獲得は、今夏の最大のトピックの1つだ。

ロドリ自身はマドリーの白いユニフォームを着ることに熱狂しており、母国の首都マドリードに戻ることを切望している。彼はシティからの大型の契約延長オファーを最近拒否し、4月以降交渉はストップしている。契約は2027年6月30日まで残っているが、現在は休暇を楽しみながらマドリーからの動きを待っている状況だ。シティ側もすでに後釜探しに動いており、リールに所属するモロッコの18歳の新星アユブ・ブアディ(2031年までの契約)に対し、市場価格からかけ離れた9000万ユーロのオファーを準備している。W杯期間中にマドリーが問い合わせた際、リールは7000万ユーロを要求していた。

ラジオ番組「La Tribu」でロベルト・ゴメスは、モウリーニョ監督がロドリの獲得を大統領に強く要求していると明かした。一方、ダビド・サンチェスは、マドリーが栄光だけで選手を獲得できるわけではなく、シティが要求する莫大な移籍金と、バロンドール候補にふさわしい給与の支払いが不可欠だと指摘している。シティが1年契約が残る彼を安売りして2億ユーロを失うわけではないと主張した。

クラブ内部のフロント陣は、獲得の賛否で意見が分かれている。主な懸念材料は2つある。1つはロドリの膝だ。2025年に前十字靭帯断裂の大怪我を負い、回復に長い時間を要した。現在は完全に治癒しているように見えるが、懸念は残る。もう1つはオーレリアン・チュアメニとのポジションの重複である。マドリーは数週間前にチュアメニと大型の契約延長を行ったばかりであり、世界トップクラスの守備的MF2人を同じポジションに抱え、一方をベンチに置くことはスポーツ面で最善の決定とは見なされていない。年齢の30歳については、現在のサッカー界では衰えを意味しないと判断されている。

フロレンティーノ・ペレス会長の姿勢については、ロドリが選挙戦でのライバルであったエンリケ・リケルメの公約の1つだったため、以前は不満を抱き獲得に否定的だった。しかし、最新の状況ではペレス会長もこのオペレーションを前向きに捉えるようになっている。マドリーはすでに選手側からの『イエス』を取り付けており、個人的な条件でも良好な関係を築いている。ただし、クラブは経済的な上限を設定しており、移籍金のオークションには参加しない方針を貫いている。ロドリには古巣アトレティコ・マドリードやFCバルセロナからの関心も噂されているが、マドリーは適切なタイミングを見計らって次のステップに踏み出す構えだ。

(via ElDesmarque / SPORT / MARCA)