サモラCF & ビジャレアルB
プリメーラRFEFからの2部昇格プレーオフ準決勝で、サモラCFがルタ・デ・ラ・プラタ(観衆7,123人)にてビジャレアルBに対し劇的な大逆転劇を演じ、決勝進出を果たした。
第1戦をアウェーで0-2と落としていたサモラは、開始から強烈なプレッシングをかけて主導権を握る。前半22分、カルロス・ラモスが蹴り込んだFKがペナルティエリア内で誰にも触れられることなくそのままゴールネットに吸い込まれ、サモラが先制点を奪った。
試合の大きな分岐点となったのは前半終了間際の45分。ルーズボールの競り合いでビジャレアルBのホセリージョ・ガイタンが足を高く上げ、相手の顔面付近に接触したと判定される。主審はVARのモニター確認を経た上で、ガイタンにレッドカードを提示した。これに対しビジャレアルB側は「相手にほとんど触れてすらいない」と猛烈に抗議したが、判定は覆らず1人少ない状況での戦いを強いられることとなった。
後半、数的優位のサモラが猛攻を仕掛けるが、ビジャレアルBのGKルベン・ゴメスの好守もあり、なかなか追加点が奪えない。しかし、運命の後半アディショナルタイム(90+7分)、ビジャレアルBのペナルティエリア内でのファウルに対し、VARレビューの結果、サモラにPKが与えられる。これを再びカルロス・ラモスが魂のシュートで沈め、2-0。2戦合計スコアを2-2のタイに戻し、土壇場で試合を延長戦へと引きずり込んだ。
延長戦では、度重なる不可解な判定に激怒していたビジャレアルBのダビド・アルベルダ監督が抗議により115分に退場処分となる。さらに、延長戦中にビジャレアルBのシェイクにも一時レッドカードが提示されたが、これはVARの介入によりイエローカードに訂正されるという大混乱もあった。結局、延長戦でもスコアは動かず2-0のまま終了。合計スコア2-2となったが、PK戦は行われず、レギュラーシーズンの順位(サモラが3位、ビジャレアルBが4位)を優先するレギュレーションにより、サモラCFが決勝進出を決めた。
試合後、サモラのオスカル・カノ監督は『この街と人々に恋をしている。2点ビハインドでも誰一人として諦めず、ファンは逆転を確信していた。ファンのおかげで、我々はドーピングをしているような状態だった』と興奮気味に語った。2ゴールで英雄となったカルロス・ラモスは『スタジアムと同じくらい緊張したが、7000人の観客と街のために魂で蹴るべきPKだった』と喜びを爆発させた。
一方、敗退したビジャレアルB側は判定に対する不満を爆発。地元メディアも「ホセ・アントニオ・パロマレス・グティエレス主審のホーム寄りで偏向的な判定(厳しすぎる退場処分と疑惑のPK)によって昇格の夢を奪われた」と激しく非難し、怒り心頭のアルベルダ監督は試合後の記者会見を欠席する事態となった。
(via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA)