カンテラ大量売却で2億ユーロ超を調達、トップチームの大型補強資金へ

フロレンティーノ・ペレス会長は、バルデベバス(カンテラ)を文字通り「ATM」へと変貌させました。今夏のカンテラ出身選手の売却額は、すでに2億ユーロの大台に迫る1億9600万ユーロに達しています。これは、トップチームの超大型補強にかかる総額約2億7500万ユーロ(ヤン・ディオマンデ1億3500万ユーロ、ロドリ約6000万ユーロ、マルク・ククレジャ6000万ユーロ、ダンフリース2000万ユーロ、コナテとベルナルド・シウバはフリー)の大部分を賄う計算になります。

主な売却の内訳は以下の通りです。

・ニコ・パス:コモへ6000万ユーロ(買い戻しオプション8000万ユーロ)。帳簿上は今季6000万ユーロの収入として計上されます。

・ゴンサロ・ガルシア:フラムへ4000万ユーロ+変動200万ユーロ(権利の70%)。買い戻しオプション付き。

・ビクトル・ムニョス:オサスナからリバプールへの4000万ユーロの移籍に伴い、マドリーに2000万ユーロが転がり込みました。

・マリオ・ヒラ:ミランへ1500万ユーロ。

・アルバロ・ロドリゲス:エルチェからボーンマスへ3000万ユーロで移籍し、その半額の1500万ユーロを獲得。

・アレックス・ヒメネス:ボーンマスへ1250万ユーロ。

・セサル・パラシオス:フラムへ1000万ユーロ(権利の70%)。

・ハコボ・オルテガ:ストラスブールへ800万ユーロ。

・ビクトル・バルデペーニャス:フィオレンティーナへ800万ユーロ(権利の50%、5年契約。最初の3年間は1000万〜1200万ユーロの買い戻しオプション付き)で完全移籍が公式発表されました。

・フラン・ガルシア:ベティスへ400万ユーロ。

・マリオ・マルティン:ヘタフェへ350万ユーロ。

・フラン・ゴンサレス(GK):セビージャへ300万ユーロ(権利の50%)。契約は2031年まで。カスティージャで28試合に出場し、モウリーニョ監督は第3GKとして残したかったものの、出場機会を求めた本人の希望を尊重しました。

この結果、レアル・マドリード・カスティージャは文字通り解体状態に陥っています。さらに、フラムはゴンサロ・ガルシアとセサル・パラシオスに続き、膝の負傷から回復中のMFティアゴ・ピタルチ(Thiago Pitarch)の獲得も狙っていると報じられています。

この状況に対し、ジャーナリストのマティアス・プラッツは『バルセロナではカンテラーノが次々と成功を収めているのに、マドリーで自前の選手がトップチームで成功するのは不可能なのか?』と、クラブの育成方針に対して厳しい批判の言葉を投げかけています。 (via SPORT, MARCA, ElDesmarque)