【トップチーム動向

レアル・マドリードの男子サッカーチームは、近年稀に見る困難な時期を過ごしています。前々シーズンはカルロ・アンチェロッティ監督の下でリーグとチャンピオンズリーグを制し、55試合でわずか50失点という堅守を誇りました。しかし、その後は崩壊の道を辿っています。アンチェロッティ監督は2025年5月に契約を1年残して「双方の合意」により退任し、ブラジル代表の監督に就任しました。後任としてホセ・アンヘル・サンチェス氏の主導でシャビ・アロンソ監督が就任(バイエル・レバークーゼンに1500万ユーロの違約金を支払ったとされています)しましたが、ヴィニシウスやバルベルデら主力選手との対立が表面化し、クラブが選手側を擁護した結果、2026年1月に解任されました。後を継いだアルバロ・アルベロア監督(年俸約300万ユーロに昇給)もチームを立て直すことはできず、選手間の殴り合いの喧嘩が起きるなどロッカールームは完全に崩壊し、結局無冠に終わりました。

さらに、バスケットボール部門もリーグ準々決勝でラ・ラグーナ・テネリフェに敗北し、セルジオ・スカリオロ監督の去就が不透明になるなど、クラブ全体として2010年以来、過去16年で初めてサッカーとバスケットボールの両主要部門でタイトルを獲得できない「完全無冠」という暗黒のシーズンとなってしまいました。唯一の救いは、フベニール(ユース)チームがユースリーグで優勝を果たしたことのみです。

特に深刻なのが守備の崩壊です。昨シーズン(24/25)は68試合で84失点、今シーズン(25/26)は56試合で64失点を喫しました。フロレンティーノ・ペレス会長は2025年の夏にディフェンスの補強に1億2250万ユーロを投じ、トレント・アレクサンダー=アーノルド、アルバロ・カレーラス、ディーン・ハイセンを獲得しましたが、誰一人としてレギュラーに定着できませんでした。一方で、2025年にはルーカス・バスケスとヘスス・バジェホが退団し、2026年にはダビド・アラバとダニ・カルバハルが契約満了によりフリーで退団しました。この状況を打破するため、前述の通りコナテとドゥンフリースの獲得が急がれているのです。

また、元レアル・マドリードのストライカーであるフェルナンド・モリエンテス氏は、今回の選挙戦について『両候補の提案を見るのは非常に面白い』と語りつつ、自身がソシオではないことを明かしました。さらに、ハーランド獲得の噂については、『偉大な選手は常にうまく適応するものだが、ピッチ内での役割を明確にする必要がある。もしハーランドが来るなら、彼が現在のレアル・マドリードのすべてに適応しなければならない。レアル・マドリードがハーランドに適応するのではない』と、クラブの哲学の重要性を強調しました。

(via SPORT) (via MARCA) (via Esport3)