猛暑が生んだ救急搬送とサポーターの逆襲!スタジアム全体で「テバス、去れ!」のチャントが鳴り響く

灼熱のバレンシアで行われた17時キックオフのベティス戦。事前にクラブ側がその過酷な環境を懸念してラ・リーガに日程の再検討を申し入れていたものの、リーグ側がこれを却下し、最悪の展開が現実のものとなってしまった。

試合が進み前半の終了が近づいた際、アウェイのベティスサポーターが集まるスタンド席で、一人の観客が深刻な熱中症とみられる症状で倒れるというアクシデントが発生。この緊急事態に気づいた Ricardo De Burgos Bengoetxea主審は即座に試合を中断した。スタジアムには緊張が走り、医療スタッフが迅速に治療にあたり搬送が行われた。

この騒動を受けて、事前に抗議を行っていたにもかかわらず聞く耳を持たなかったハビエル・テバス会長率いるラ・リーガの不条理な決定に対し、スタジアム中のサポーターの怒りが爆発。スタジアム全体に「テバスよ、去れ!(Tebas vete ya)」という怒号に近い大チャントが鳴り響き、ファンを危険にさらしたリーグ運営に対して凄まじいブーイングが浴びせられた。

ルイス・カストロ監督も試合後、この件に関して不満を露わにしている。

『もし私の個人的な意見が通るなら、絶対にこんな早い時間ではなく、もっと気温が下がる遅い時間帯に試合を開催すべきだった。現にスタジアムで体調を崩し、苦しい思いをされた観客が何人も出たと聞いている。私は試合が始まる前から、この猛暑の中で開催することの危険性を何度も警告していた。ここバレンシアでは、この時間帯は暑すぎて普通なら誰も家から出ようとはしない過酷な環境だ。そんな中でスタジアムに足を運んでくれた2万人以上のファンには感謝しかないし、この環境下でも、レバンテの選手として全力を尽くすことは最低限の義務だった』

このように、過酷な環境下で闘い抜いた選手とサポーターを労うとともに、リーグ運営の姿勢を厳しく批判した。(via SPORT)