アントニオ・リュディガーのフライング発言
公式発表のタイミングを厳密に管理しているレアル・マドリードだが、思わぬところから情報が漏れてしまった。ドイツ代表としてW杯に参加しているアントニオ・リュディガーが、試合後のインタビューでうっかりと自身の去就について口を滑らせたのである。
クラブは現時点でモウリーニョ監督とククレジャの就任しか公式発表を行っておらず、リュディガー自身の契約延長についても沈黙を保っている。しかし、来季の新しいプロジェクトについて尋ねられたリュディガーは、『僕には多くの意欲がある。モウリーニョのような監督(と仕事をするの)は僕にとって夢なんだ。彼と一緒に働きたいし、準備はできている』と、極めて自然に答えてしまった。
これにより、彼自身の契約延長がすでに完了していること、そしてモウリーニョ新体制でのプレーを心待ちにしていることが、クラブの思惑とは無関係に世間に知れ渡ることとなった。 (via MARCA)
前政権の補強失敗とモウリーニョ主導の大規模なスカッド入れ替え
レアル・マドリードの今夏の移籍市場での動きは、わずか1年前の大失敗を清算するための、異常なまでの大規模なスカッド刷新となっている。
2025年の夏、クラブはシャビ・アロンソを新監督に招聘し(レバークーゼンへの違約金は1200万〜1500万ユーロ)、ディーン・フイセン(ボーンマスから6200万)、アルバロ・カレラス(ベンフィカから5000万)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプールから1000万+契約ボーナス2000万)、フランコ・マスタントゥオーノ(6300万)の4選手に総額2億1700万ユーロという巨額の投資を行った。
しかし、このプロジェクトは崩壊した。シャビ・アロンソは成績不振により1月に解任され、アルバロ・アルベロアが後任を務めたものの、クラブは2年連続の無冠に終わった。さらに致命的だったのは、高額で獲得した4選手全員がそれぞれの代表チームのW杯メンバーから落選したことである。特に最高額で加入したマスタントゥオーノのパフォーマンスは期待を大きく裏切り、すでにレンタル放出の検討対象となっている。
この歴史的失敗を受け、新たに就任したジョゼ・モウリーニョ監督(違約金1500万ユーロ)は、将来性のある若手ではなく、確実に結果を出せる即戦力を強く要求した。その結果、クラブはイブラヒマ・コナテ(フリー+契約ボーナス2000万)、デンゼル・ダンフリース(2000万)、マルク・ククレジャ(5500万+変動500万)、ベルナルド・シウバ(フリー+契約ボーナスと手数料で2000万)と、昨夏と全く同じ4つのポジションに総額約1億3000万ユーロを追加で注ぎ込んだ。わずか1年で2億1700万ユーロの投資を見切り、1億3000万ユーロで同じポジションを総取っ替えするという、クラブの歴史上でも類を見ない大改革が進行中である。 (via ElDesmarque / Mundo Deportivo)