イニゴ・ペレス監督の葛藤 『絶望的だが正しい道を歩んでいる』と語る指揮官の胸中

開幕から公式戦5試合未勝利(2分3敗)という苦境の中、敵地ドイツで敗戦を喫したイニゴ・ペレス監督は、試合後の記者会見で苦しい胸の内とチームへの信頼を語った。

指揮官は開口一番、パフォーマンスと結果のギャップに対する葛藤を口にした。

『チームとしては非常に素晴らしい内容のゲームを展開できたと思っている。しかし、結果として負けてしまったことに強いショックを受けている。これほど多くの決定機を作り出し、内容で上回りながら勝利を手にできない状況は、まさに絶望的と言うほかない。またしても3失点を喫してしまった事実を受け止め、守備の細部を早急に改善しなければならない』

試合のターニングポイントとして相手の交代策を挙げた。

『ドルトムントはファビオ・シルバが投入されたことで攻撃のギアが上がった。このレベルの戦いでは、ほんのわずかな集中欠如やミスがそのまま命取りになる』

一方で、この試合で初先発を果たしたGKペーテル・グラチの活躍には惜しみない賛辞を送った。

『グラチはチームが最も苦しかった局面で2度の決定的な好セーブを見せ、最後まで勝ち点の望みを繋ぎ止めてくれた。彼はこれまでチャンピオンズリーグの特別な夜を何度も経験してきており、その豊富な経験値を見事に発揮してくれた。彼の素晴らしいパフォーマンスを心から祝福したい』

最後に、苦しい状況が続く中でチームが進むべき道を示した。

『勝利が手に入らないことは、チーム全体に大きな挫折感と悲しみをもたらす。しかし、選手たちの取り組み姿勢やメンタリティは非常に高く、正しい道のりを歩んでいると確信している。このやり方を信じ、執念を持って細部にこだわり続け、この苦境を全員で乗り越えていくしかない』と前を向いた。なお、焦点となったPKの判定については、審判を公に批判しない自身の哲学を貫き、コメントを避けた。(via SPORT)