[移籍・契約情報] パトリク・メルカドの獲得をめぐるクラブと選手側の主張の対立
今年2月末、セビージャはインデペンディエンテ・デル・バジェから22歳のエクアドル人MFパトリク・メルカドを、2031年6月までの契約で獲得する基本合意を発表していました。移籍金はボーナス込みで600万ユーロとされていました。しかし、メルカドが3月に右膝の前十字靭帯と内側半月板を二重に断裂する大怪我を負い手術を受けたことで、この移籍の完了は不透明な状態に陥っています。
セビージャのホセ・イグナシオ・ナバーロSDは、この状況について次のように説明しています。
『当時の声明では期限や日付については一切触れていない。契約合意には一定の条件が必要であり、それが満たされるまでは彼がセビージャの選手になるか、現在のクラブに残るかは決まらない。期限の有無については守秘義務の一部であり、これ以上推測で語ることはできない』
一方で、メルカドの周辺は全く異なる見解を示しています。選手側はセビージャの会長が署名した労働契約書が存在し、これは怪我の3ヶ月前に署名されたものでFIFAも尊重するものであると主張。セビージャが契約を履行しない場合、強力な訴訟に直面する可能性があると警告しています。選手側は『車を買って使わないと決めた後に事故に遭っても、自分の物ではなくなったり義務がなくなったりするわけではない』という例えを用いて、セビージャ側に契約履行の義務があることを強調しています。
現在、メルカドがメディカルチェックのためにセビージャへ向かう日程は設定されておらず、クラブからの公式な連絡を待っている状態です。メルカドの完全な回復にはあと約2ヶ月かかると見込まれており、10月にはプレー可能になる可能性があります。しかし、大怪我によって成長がストップした選手に対し、セビージャが巨額の投資を継続するかどうかは依然として不透明です。
(via Estadio Deportivo)