1日14時間の猛勉強で勝ち取った難関司法試験とサッカーが授けた不屈の精神
サッカー選手としてのキャリアを終えたハビエルは、全く異なる司法の世界へと足を踏み入れました。18歳の頃、サッカーと両立しながら法学部に進学した彼は、当初は機械工学を志望していたものの、練習スケジュールとの兼ね合いから法学を選択しました。しかし学年が進むにつれて法律の面白さに目覚め、3年生の実習を通じて自身の適性を実感するようになりました。📖
2021年1月、23歳でスパイクを脱いだ彼は自室に閉じこもり、司法試験(裁判官・検察官任用試験)に向けた猛勉強を開始しました。サッカーを辞めた当時の脱力感と挫折感があまりにも大きく、机に向かって座りっぱなしの生活に入った際には『ここなら怪我をすることはない』と感じたほどでした。週6日、1日14時間に及ぶ勉強漬けの日々を送る中で、現役時代に1日3時間の練習とジム作業を行っていた生活から激変し、体重は78-79kgから試験合格時には66-67kgへと激減しました。⚖️
通常なら何年もかかる難関試験を、彼はわずか3年足らずの2023年11月に見事突破しました。合格後はバルセロナの裁判官学校で1年間の研修を受け、実習や仮配属を経て、2026年2月に正式な裁判官に任官しました。サッカーでの挫折が試験勉強に与えた影響について、ハビエルは次のように語っています。『サッカーの経験がなければ合格できなかったと断言できます。挫折に耐える力や回復力、そして自分が全力を尽くしても、最終的な結果は自分ではコントロールできない要素があるという事実を受け入れる姿勢です。「やればできる」という考え方が一般的になっていますが、時には「やりたくてもできない」ことがあります。それでも自分の仕事を全うし、持てるすべての力で挑戦し続けなければならないのです』。(via MARCA)