アレックス・カンポス 高い戦術眼を誇るラ・マシア伝統の頭脳派CB

レリダ出身のセンターバックでバルサ・アトレティコに所属するアレックス・カンポスは、優れたボールタッチと戦術的知性を兼ね備えたラ・マシア伝統の守備者として脚光を浴びている。トップチームの守備陣に相次ぐ傷病者が出たことで、ビルドアップ能力に長けた彼の抜擢が現実味を帯びてきた。

ベティス戦後にジュール・クンデ、エリック・ガルシア、ジェラール・マルティンが身体の不調を抱えた。そのためバルセロナのトップチームは、重要度の高い連戦を前に守備ラインの再編を迫られている。フリック監督の戦術では最後尾からのパス供給とポゼッションの安定が重視されるため、ビルドアップを牽引できるセンターバックの存在が不可欠という状況だ。

カンポスはまさにその条件を満たす典型的なラ・マシア産のセンターバックだ。素晴らしいボールタッチ技術を持ち、最後尾から前線へ正確なパスを供給して攻撃の起点となる。さらに、守備の義務やカバーリングの位置取りを的確にこなす高いサッカーIQを誇り、ベレッティ監督率いるBチームでも守備の柱として安定したプレーを見せているという。

今シーズンのバルサ・アトレティコは、ホームのヨーハン・クライフ・スタジアムで未だ1失点も許していない。アウェイのSDログロニェス戦で引き分けた以外は全勝しており、安定した戦いを見せている。その堅守の中心で冷静な判断力を発揮するカンポスの存在が、チームの安定感に直結しているという。

つまり、彼に注目が集まっているのは、バルセロナが追求する『後ろから繋ぐフットボール』をそのままトップチームの大舞台でも再現できる即戦力候補と見なされているからだ。主力守備陣の回復状況次第では、PSG戦やクラシコという最高の舞台でこの若き戦術家がデビューを飾る可能性も残されている。(via SPORT)