デコSDの極秘ロンドン出張と来季の超大型補強戦略

バルセロナのフロントに休息の時間は存在しない。現在リーグ戦の重要な時期にあるにもかかわらず、来季を見据えた補強の動きがすでに本格化している。スポーツディレクターのデコは火曜日、水面下でロンドンへの極秘出張を敢行し、来シーズンのスポーツプランニングを進めるための重要な会議を複数回実施した。

この動きの背景には、ハンジ・フリック監督との綿密なすり合わせがある。デコとフリックは先週月曜日にも会談を行っており、来季のロードマップの輪郭が明確になりつつある。フリック自身も火曜日の記者会見で、フロントが水面下で動いていることを示唆していた。

現在のクラブの最優先補強ターゲットとして名前が挙がっているのは、アレッサンドロ・バストーニとフリアン・アルバレスの2名である。特にディフェンスラインの軸となる選手の補強については数ヶ月にわたって様々なプロフィールを分析してきたが、デコは一貫してバストーニを高く評価している。現在、バストーニ本人とは個人的な条件面でほぼ合意に達している状態だが、最大の壁となっているのは所属元のインテル・ミラノとのクラブ間交渉である。

また、クラブは将来への投資も忘れていない。デコは、スペインサッカー界で急成長を遂げているレアル・ソシエダの若きディフェンダー、ジョン・マルティンの代理人とも直接会談を行った。

さらにデコのオフィスでの活動も活発だ。火曜日の朝には、ポルトガルで最も影響力のあるエージェントの一人であり、AS1エージェンシーのトップを務めるミゲル・ピーニョの訪問を受けた。これは即座の移籍交渉というよりは、将来の協力関係を強化するための戦略的な会談である。バルセロナは昨夏、ルイス・ディアスの獲得を試みた際にこのエージェンシーのメンバーと絶えず連絡を取り合っていた経緯がある。主力選手の契約延長など基盤固めを終えたデコにとって、この夏の移籍市場はスポーツディレクターとしての真価が問われる最大の試練となる。 (via SPORT)